アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】はぐたんとクライアス社は同じ穴のハクビシン


はぐたんには謎能力が多い。目に見える一番の能力発揮は、第10話での変身できなくなって一般人と化したはながオシマイダーに攻撃されたところを、花咲か爺さん的アスパワワで撃退した場面であろう。しかし、はぐたんが一番恐ろしいのは、そもそもプリキュア覚醒条件のミライクリスタル、プリハートの配給に関与しているらしいという点である。

はぐたんの恐ろしさとは

はぐたんがいないとプリキュアに覚醒できないということの、何が恐ろしいのかというと、①心が溢れる②はぐたんがプリハート配給③ププリキュアに変身となっている。これまでハグプリを観て来たら、これは当然のことと思っているだろう。でもこれ、①トゲパワワに溢れる②クライアス社社員が発注③オシマイダーに変身
と全く同じ構造なのである。
プリキュアはまだ5人しか覚醒していない一方で、オシマイダーは毎回発注してるから分かりづらいけど、プリキュアとオシマイダーは同じ仕掛けで発動しているのである。オシマイダーは、毎回プリキュアに倒されるから、都度新しいオシマイダーが登場しているだけで、プリキュアに勝てば、何回も同じオシマイダーで戦えるはずなのである。オシマイダーとプリキュアは、アイテムによって人間が能力強化されるという意味で同じカテゴリの戦力という事実は忘れてはいけない。
まあ、この敵とプリキュアの変身構造は同じというのはハグプリに限らないのだけれど、ハグプリは、未来から来た設定なので、変身等を(我々の世界から見て異世界では成り立つ)不思議な力という言葉で説明できない。だから余計にこの解釈に合理性が与えられる。

戦闘力の共通性

オシマイダーとプリキュアが同じというのは、直感的には気づきにくいが、最後はプリキュアが勝利するとはいえ、一方的ではなく互角に戦えているという事実が、同じカテゴリの戦力という考えを補強する。なぜなら戦力の由来が明らかに異なっていたら、全く戦いにならないはずである。例えば、織田信長が当時どんなに戦に強くとも、現代においては全く戦力や戦法のカテゴリが違うため戦いにならないのである。よって互角に戦えているということは、戦力差はなく、戦力の由来が同じである考えを補強する。つまり、プリキュアとオシマイダーの戦力のカテゴリは同じで、どちらも人間が生み出すパワワの力を用いて変身することにより生み出される戦力であり、またどちらもクライアス社とはぐたん・ハリーという同時代の未来人から得たものであることからも、ハグプリとオシマイダーの変身の根本原理は同じと推察できるのである。

おわりに

しかしこれは、法人個人はともかく、はぐたんは、未来ではクライアス社と同じようなことをしていたということになる。つまり、はぐたんの背景は、とてつもないものであるということになる。
コワイナー。

《おまけ》

結局、はぐたんとクライアス社は同じ穴のムジナなのである。ムジナ?ムジナといえばいるぞ、クライアス社にムジナが。ビシン(ハクビシンモチーフ)、お前、はぐたんとどういう関係なんだ?
ここに、ビシンがハリーに執着する理由があるのかもしれない。ハリー、ほまれ、はぐたん、ビシンの4角関係を解くのは難しいけれど、ハグプリのラストではどう決着させるのだろうか。