同級生の苗字に数字が入っているのは良いんだけれど、一の瀬、二階堂、三ケ日というのではなく、一、十、百、千と桁のレベルで埋め込まれている数字に、色々な差をつけているのはちょっとなんかなぁという感じなので、みてみる。
ストーリーに単発で絡んでくる同級生の名前を列挙すると以下になる。
一条蘭世
十倉じゅんな
百井あき
千瀬ふみと
阿万野ひなせ
こんな感じで桁が上がって行く。そして、桁が上がるにつれて、美味しい役になるっぽいのがなんとも厳しい。あ、違った、キャラとして美味しいのは、どう考えても数字が一番小さい一条さんだわ。セリフも多いし顔芸もあるし。だから桁が多いほど美味しいというより、モテ度が高いというべきか。一条さんごめんなさい。
男2人の苗字は、千瀬と阿万野。公式キャラ紹介には2人とも出ていないのに、公式キャラ紹介に出てくるどの女子よりも桁が多いんだよね。そして男も同じで、桁と扱いが比例しているのが一目で分かる。
男女間の越えられない壁
男と女でも桁の差についてだが、課題出し忘れてむしゃくしゃしてオシマイダーになった千瀬の方が、初代プリキュアのなぎさとほのかばりに十倉じゅんなとの友情すれ違いを起こして、十倉とともにオシマイダーになった百井あきより扱いが上な理由が分からない。この数字桁数の差は性別においては、女は男に絶対勝てないということの象徴に見えなくもない。しかしこれは、プリキュアシリーズに流れるポリシー的なものから逸脱した考えのはずなので、逆説的に男女格差的なことを揶揄っているのかもしれない。もしそうであれば、かなり分かりづらい揶揄である。
今後、億山とか吉兆みたいな数字埋め込みキャラが出てきたら、その性別に注意が必要である。
一条さんとの扱いについて思うところ
それにしても、一条さんかわいそう。なかなか良いキャラしてるし、頑張り屋だし、登場回数もそれなりにあるし、セリフもある。それでも阿万野の1万分の1だからなぁ苗字の桁。こういうとこ、ホントドライだな、ハグプリ…一条さんは美味しいキャラではあるけれど。そして阿万野くん。彼、爽やかメガネのルックスで、第10話のたこ焼き屋さん回ではなに優しい言葉かけていて、はながいい感じのリアクションしてたので、はなの思い人かと思ったのだが、第25話の夏祭り・花火回で、はなになんとも思われていなかった事実を周囲に晒されてしまい、挙句にはなに食べかけのりんご飴を渡されて放置されるという、かなりハードな状況に置かれてしまう。なんという仕打ちもしくはご褒美。結局、現時点では、はなの友人で桁数が最小と最大の者は、どちらも"美味しいキャラ"であったということか。一条さんと阿万野くんに幸あれ!