プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】第30話 "はぐたんだけでした"の重み


ついに来た、真のバカンス回。ハグプリとして初ではないかと思える、何も衝撃的なことのない、真にお気楽な回。今までお祭り、プールと楽しそうに見せながらシビアな内容の回多かったからな!
これまで、タイトルと内容に騙され続けたが、今回は、「世界一周へGOGO!みんなの夏休み!」以外の何物でもなかった。良かった、これがいわゆるプリキュアのバカンス回なのよ。

地味だが重要なミッション

ただ、この回はオープニングに出てくる職業体験パターンを1つ(キャビンアテンダント)消化するという、地味だけれど重要なミッションを遂行している。というよりも、この職業体験パターンを消化するためだけの回なのではないかなぁ。ストーリー的に駆け足で世界中を回った意味ってなかったし。因みに、オープニング頭に出てくる3人の職業がこれ。
【1】お花屋さん(第6話)
【2】お医者さん(第27話)
【3】キャビンアテンダント(今回)
【4】芸術家(未出現)
【5】保育士(第14話)
【6】ウエイトレス(第10話)
お医者さんとキャビンアテンダントは、人の安全に関わる仕事なので軽々しく体験はできないと思われたが、お医者さんを中学担任の奥さんの出産立会いで、産婦人科医から話を聞くという形でこなしてきて、なるほどと思ったが、キャビンアテンダントもこう来たかぁという感じ。身内しか乗っていないプライベートジェット内でのキャビンアテンダントごっこというなら、正規のキャビンアテンダント業務を邪魔することも他の乗客の安全に影響することにもならないわなぁ。上手だなぁ。えみるの家の金持ち設定はここで生きるのかぁと思ったが、プライベートジェットって…
あと残るは芸術家だけれど、これはお医者さん、キャビンアテンダントに比べれば、業務遂行が生命身体の安全に影響するものではなく、その意味では体験しやすそうなので、オープニングに出てくる6つのお仕事は、無事全て体験することになるのだろう。

ルールー飛行機初搭乗へのツッコミ

ところで、ルールーの飛行機初搭乗について、アンドロイドだから金属探知機に引っかかるため、これまで乗れなかったというのは色々な意味で突っ込める。
まず、金属探知機以前に、パスポートが無いだろう。どうやって出入国したというのか。ルールーは人でなくモノ扱いというのならば、ここで妹のことりにバレるはず…ん?この問題は、学校に入学できている点で既に解決されていることになってるのかぁ。
次に、確かに飛行機は初体験かもしれないが飛行機なんかより優れたUFOに乗っていたではないか(パップルに記憶消されたかもしれないが)。まあ確かにUFO搭乗中もモニターしか見てなくて外は見てなかったな気もするが。

結局、日本が良いのね

あと、最後が熱海の温泉宿って…。まあこれは、プリキュアでは、どんな場面を描くにも原則取材しているということなのかもしれない。でも、クライアス社の話として皮肉にも今話中に描かれていたが、海外出張は皆が行きたいだろうからねえ。これはパンフレット等で済ませたかな。熱海なら、出張しなくとも日帰りで、それこそスタッフの誰かの家族旅行中に撮ったプライベート写真の数々でも代用できるかもしれないしね。

おわりに

まあ、良くも悪くもバカンス回の一言に尽きるのであった。久しぶりに、"一般的なプリキュア"を見せていただきました…と、終わろうとしたら、東映公式の第30話あらすじにこんなことが…

突然の風が猛オシマイダーの動きを止め、プリキュアに浄化されました。風が自然のものではないというルールーの分析に、天狗の仕業だと大騒ぎするみんな。本当に天狗はいたのか? それを知っているのは、はぐたんだけでした。
©ABC-A・東映アニメーション
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/30/

なんだこの"はぐたんだけでした"の重みは。確かにはぐたんは天狗を見つけていたようだけど、こう、あらすじにわざわざ文字で書かれるとやっぱりはぐたんの特別感が浮かび上がる。今回は、ストーリーに驚きの展開はなかったけど、公式のあらすじにあったわ。そう来たか。
そろそろかな、はぐたん覚醒(…って何に?)。