アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】なぜしない?クライアス元社員への聞き込み


クライアス社の元社員たちが、ハグプリ側についてくれたにも関わらず、ハリーを含むプリキュア側の人間は、誰もクライアス社の内情を聞き出そうとしない。これは何故なのかハグプリの組織体系に着目して考える。

なぜクライアス退社組は未来に戻らないのか?

ふと思ったのだが…クライアス社を退社した者たちは、なぜ現代に留まったままなのだろうか。未来に戻れば良いのに。まあ戻ってもクライアス社が牛耳る世の中なのだろうから居心地は現代の方が良いと言うことで納得はできるけれど。しかし自由に時間を移動できるのであれば、何も現代にいる必要はなくて、とくにパップルさんはバブル絶頂期の1980年代、チャラリートも同時期に移動した方が楽しいのではないだろうか。とくにチャラリートは、サラリーマンは気楽な稼業であったという、さらに昔に行く選択肢もあるだろうに。それとも、退社してしまったら元の時間に戻るすべを取り上げられたのかもしれない。それだと流石にブラックすぎるのであるが…

なぜクライアス社の機密情報聞かないのか?

そもそも、プリキュア側、特にはなたちをプリキュアに巻き込んだハリーとはぐたんは、クライアス社退社組から色々クライアス社の機密情報を聞き出すべきではないか。現に第18話でルールーが味方に着いた時には、ハリーはルールーにクライアス社の状況を聞いていた。まあその時はルールーは記憶を消されていたから大した情報を得られなかったが。しかし、ルールーは仕方ないとしても、チャラリート、パップル、ダイガンからは、クライアス社の情報聞き出せよ。この3人、ルールーと違って幹部なんだし、そもそもえみるとルールーをスカウトしたくて自分たちからプリキュア側にアプローチしてきてるのだから、簡単に情報聞き出せるだろうに。

戦略のないハリー

特にルールーは、クライアス社時代ははなの家に潜入してデータ収集、分析を行うなど、それが得意技なのだから、ハリーはその辺りもっとうまく活用すべきだ。ここは中学生にさせるのではなく大人のハリーがよく考え戦略立てて進めなければならない…のだが、ハリーはイケメン形態あるから誤解しがちであるが、元々ハムスターである。小動物にそこまで複雑な思考を求めてはいけないのかもしれない。ハグプリにおいてハリーは精神面においては細やかな気配りをプリキュアたちに見せているが、クライアス社に対する戦略立案や戦闘自体には、あまり貢献しているようには見えない。これは、ハムスターであるハリーには、小動物としての社会性はあるが、抽象的思考はできないということなのかもしれない。

終わりに

とにかく、クライアス社の部長の地位にあったダイガン以下3名からクライアス社の実情を聞き出すことをプリキュア側はすべきである。せっかく味方にリスクマネジメント専門家のえみるとデータアナリストのルールーがいるのに活かさないのは組織運営上、全く不合理である。まあ、それらを統括する者がいるかというと、いないのが実情。ハグプリは、現状合議制になっていて、特にエールが顕著なリーダーシップをしめすような体制にはなっていない。そこがよいところなのだが、知恵と力とデータ分析とリスクマネジメントという、モダンプロジェクトマネジメントの視点からは結構理想的な構成のチームなので、あとはプロジェクトマネジメント力をエールが持てば完璧なはずなのだが…はなの応援力がプロジェクトマネジメント力になるのかが、よく分からないところ。このあたり、説得力ある形で描かれると良いな。