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【ハグプリ】野乃家の名前から分かること


ハグプリの主人公「野乃はな」およびその家族の名前から、何か分かることはないだろうか。

野乃家の名前(判明分)

主人公はなの家族の名前について分かっているのは、野乃家が、森太郎(父)、すみれ(はは)、はな(主人公)、ことり(妹)。庵野家がたんぽぽ(祖母)の5人。これらから分かることを考えてみる。

祖母の苗字の庵野は父母どちらの旧姓か

祖母の姓"庵野"について考える。これは祖母の稼業が和菓子屋なので、"あんこ"から取っていると想像できる。もちろん庵野といえばアニメ好きにはピンとくるのはあの人であるが、それはオマケ的なもので特にそれ以上広がらなさそうではある。しかしこの庵野姓、父森太郎と母すみれのどちらの旧姓なのだろうか。祖母のたんぽぽという名前は草花である。母すみれと父森太郎では、"すみれ"も草花の名前であり、自分の子に自らと同じような名前をつけることはよくあるので、その点では庵野は母すみれの旧姓である可能性が高い。しかし、"すみれ"というのは庵野より野乃姓にぴったりの名である。"野乃すみれ"は、姓名合わせて"野原に咲くすみれ"という意味を持つからである。父森太郎は、"野乃森太郎"となると、"野原の中の森"という少し意味のおかしな名前になるため、親が付けるだろうかという疑問がある。ただし、単に、"野"と"森"と対になる文字を入れたと考えれば親が付け得る名前である。一方の"庵野森太郎"も"庵の森"と意味が取れない。しかしこれも、"庵"と"森"の組み合わせで森の中の庵をイメージしていたのであれば、特におかしな名前ではない。以上からは、庵野の旧姓が、すみれか森太郎のどちらのものか決めることは難しい。他にこれを検討するポイントはないか。第29話でたんぽぽが1人孤軍奮闘していたことから和菓子屋たんぽぽに後継者がいないことが分かり、なぜ後継者がいないかが分かればヒントになるとは思うが、結局、たんぽぽの友人が店を手伝うことで再興しようとする話であったので、後継問題については描かれておらず、この点では、庵野姓が父母どちらのものだったかは分からない。

名前の分類

家族の名前を分類してみる。祖母たんぽぽ、母すみれは、両者の血縁の有無はともかく、ともに草花の名前である。はなは、草花の固有の名前ではないが、たんぽぽ、すみれがともに美しい花を咲かせる点で同じ系統の名前といえる。はなについても、何かの花の固有名を付けることもあり得たが、特に父が森太郎と、森という固有でない植物関連の字を使用していることも考慮して、総称としてのはなと名付けたと考えることができる。しかしこの中で最も異端なのが妹のことりである。ことりは鳥類であり植物でさえない。これが何を意味するのか、もしくは何も意味がなかったのかは、物語がクライマックスにならないとわからないと思われる。母すみれも、ルールーの催眠術にかかったり、ルールーが光堕ちした際の肝の座った動じない対応から見て、催眠術はかかったふりをしていたのかとさえ思える怪しい態度から、主人公の血縁者のすみれとことりの母娘は物語に大きく関与する可能性は大いにあると考える。

スミレと花と森と小鳥

たんぽぽは別世帯でかつスポット的に登場した存在なので除外するとして、はなが所属する世帯は、年齢順でいうと、森、スミレ、花、小鳥という構成になる。両端の森と小鳥は異種であるが、花はスミレを包含する名称である。つまり、名前だけからみると、スミレと花は他の2人より近い関係にある。先に、ことりという名前に意味がある可能性について述べたが、逆に、母すみれと主人公はなの近さがポイントかもしれない。つまり、森と小鳥は、それぞれスミレとも花とも異なったものであり、ハグプリにおいて大きな位置を占めないが、すみれは、主人公はなと近い名前である故に何らかのキーパーソンであると考えることもできる。しかも、娘はなの方が母すみれより概念として大きいことから、母すみれの何かを継ぎ、かつ大きくするのが娘はなと捉えることも可能である。この辺りは話が進まないとわからない。