プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】第35話 お仕事体験のラストを飾るお医者さん体験回が実現するとは!


生命安全に関わるので無理と思われた体験

オープニングでコスプレしている職業の内、さすがに人命や安全に関わる仕事なのでお仕事体験は難しいのではと思われたお医者さんとキャビンアテンダント。この内、キャビンアテンダントは、第30話「世界一周へGOGO!みんなの夏休み!」で、愛崎家のプライベートジェットでの模擬体験という形でクリアした。これはうまい方法である。しかしこの手法もさすがにお医者さん体験に適用するのは無理で、第27話「先生のパパ修行!こんにちは、あかちゃん!」において、はなのクラス担任である内富士先生の赤ちゃん誕生に立ち会い、更に産婦人科の医師にさあやが話を聞くということで体験したことにしたのかと思っていた。つまりミライパッドはオープンすることなく体験終了ということである。

タイトルに潜む仕掛け

そう思っていたら、改めて出してきた、お医者さん体験。そこまでやるかハグプリ。

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【図1】白衣着てるけど、法に触れないのか?(※)

この話のタイトルは、「命の輝き!さあやはお医者さん?」であり、"?"が付いているのがポイントである。タイトルに惑わされて、実際に視聴したら内容が期待と異なり驚くのがいつものハグプリなので、この"?"にも意味を探してしまう。

子供に縁のあるお仕事

子供、特に幼児は、健診を含め何かと病院に行く機会がある。幼児にとっては楽しくはないが大切な場所であり、その意味でお医者さん体験はメインターゲットの視聴者のためには外せないものではある。

前説なし

前説がないのは、まあたまにあることだからそれは良い。問題はそこじゃない。いきなりさあやが巨大タワーに向かってこう言ったことが驚愕なのだ。

おかあさん、ただいま、おかあさん

そして巨大タワーには虹がかかっている。ええー?巨大タワーがおかあさん?はぁ?と思ったら、これはドラマの設定ということで、オチとしてはなるほどとは思う。思うが、どんなドラマだよ…さあや、仕事選んだ方が良いのではないか。

役作りを名目にしたお仕事体験

役作りのために病院に医師の話を聞きたいとお願いした。そうしたら医師の方から研修しないかと誘われる。なるほど、こちらからは体験させろと言っていないから問題なしというスタンスなのかな。それでお仕事スイッチオンして、女医に。この白衣への変身シーンはさあやがセンターを取っているためはなは左端へ。このときのはなは、最近の大人っぽいイケてるお姉さん的な感じでかわいい。しかし、プリキュアの面々は医療系の有資格者でないので、病院内で医師の格好してるのはダメじゃないかなぁ。まあ、アニメだからその辺りの点はどうでも良いけど。

あやちゃん

弟が生まれるあやちゃんの不安。あやちゃんのお母さんの不安。それに絡めて"ネットの情報が全てじゃない"と医師がさりげなくネット依存症をディスっているのは、メインターゲット層への啓蒙か、それともオタクへの皮肉か。そこにドクター・トラウム登場。なんだかなぁ、トラウムは、なんか品がないんだよね。あやちゃんの不安は、赤ちゃんにママを取られる恐怖。ママの不安は完璧を目指し気負う不安。

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【図2】あやちゃん本逆さま…に気づくさあや(※)

なお、あやちゃんの名前であるが、これは薬師寺さあやの下2文字から取ったということで間違いないだろう。さあやは役作りでお医者さん体験をしているのだから、これはさあやがあやちゃんのことを役に取り込んで自分のものにすることを暗示していよう。

猛オシマイダー発現条件成立理由

ドクター・トラウムが、あやちゃんとママのどちらの不安につけ込むかと思いきや、両者の不安は、猛オシマイダー発注前に互いのハグで解消してしまう。ではどうやって猛オシマイダーを発現させるかというと、ハグプリ恒例のワンポイントモブによるトゲパワワ発生からの発現だった。今回は駐車場で車を擦ってしまった男のトゲパワワ活用。なんか地味にリアルな例を持ってくるな。トラウムが「トゲパワワがこんなに楽に手に入るのはラッキーです」と言うのも分かる。

体験終了

タイトルの"さあやはお医者さん?"における"?"は、ラストであやちゃんのがはなに対し"先生"と呼ぶことで回収されている。

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【図3】あやちゃんを抱きしめるさあや"先生"(※)

有資格者としてのお医者さんではないが、あやちゃんにとっては、立派な"先生"だったということ。お医者さん体験というものを扱うのは、ちょっと大丈夫かと思われたが、まあ、人命や安全にハグプリメンバーが関わるシーンはほぼなく、アニメという範囲でうまくまとめた感じであり、さすがハグプリである。1ヶ所明らかにバツな行為があったけれど。

次回予告、歴代プリキュア登場!

のぞみもラブもいたぞ!個人的にはキュアレモネードがいたのが最高に弾けている!並み居るピンクプリキュアを差し置いて、なんでレモネードが出て来たのかという気もするが。まあ、同じ黄色でもキュアピースを出してこなかったことに意味があるのかないのか。いずれにしろ次回36話は、歴代プリキュアがある程度の数登場する映画プロモーション回になるということね。

あやちゃんの父の姿形

あやちゃんの父の姿形が、なんとシャツの色も含めて、普段から影の薄いはなパパと同じ。はなパパの絵が結構ブレるので、その亜種として同一視できるレベルで似ている。これ、さすがにキャラクターデザインの手を抜きすぎではないかと思う。逆にこれが意図的に似せたキャラにしたのだとするならば、ラストに向け何があるのか期待が持てるのだが、さすがにこの程度のことが何かのフラグになることはないだろう。

【セリフ】「HUGっと!プリキュア」(©ABC-A・東映アニメーション)第35話より引用

【画像】

※:東映アニメーション公式ページより引用
図1 http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/35/