プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】一条蘭世は一流のコメディエンヌ


さあやラスト回で男気を見せてくれた一条蘭世さん。彼女は直ぐに内面に向かう性格の薬師寺さあやのコメディリリーフとして体を張った芸風により、さあや回になくてはならない存在だった。

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【図1】体を張った蘭世の芸風(左から2人目のネギ娘)。このときもちろん主役はさあや。

一条蘭世はナンバーモブの筆頭

ハグプリの名前付きモブは、基本苗字に数字が入っている。しかも数字の違いが、一二三などという生易しいものではない。一条蘭世、十倉じゅんな、百井あき、千瀬ふみと、阿万野ひなせと桁のレベルで異なっている。そして一条蘭世は、その筆頭である。この筆頭というのはどう解釈すべきか。一番小さい数字でかわいそうと取るか、文字通りモブの筆頭と取るか。今回の扱いの良さと登場の仕方から見て、かわいそうということはなさそう。ただし、十倉と百井や千瀬には個人回と言うべき回があるので、特に筆頭ということはなさそう。その意味で、最大の数字を持つ阿万野の個人回と呼ぶべき回がこの後出てくるかに期待がかかる。夏祭りのりんごアメ強制渡し事件があったくらいだから、最後のはな個人回に出てくるのではないかと考える。

コメディアンとコメディエンヌ

蘭世は女性なので、コメディエンヌと呼ぶのが言葉としては正しいのだろうが、女性もヒーローと呼ぶハグプリの流儀で言えば、蘭世もコメディアンと呼べば良いのだろう。

なぜ一条蘭世というコメディリリーフが必要なのか

はなは主人公であり、そもそも明るい性格の設定。まあ、過去があるのでその明るさがどこから来ているのか考えると単純ではなさそうだが、表面的な描写からは、明るさを感じるので、メインターゲットの方々には、重いシーンはあれど、はなのシーンは基本的に明るい印象を受けるだろう。ほまれについては、深刻な話があっても、ハリーとの掛け合いがあるので、そこで明るさを出すことができる。しかし、さあやは、天然ではあるが基本真面目で考えるより先に行動するなどあり得ない性格で、かつ女優という内面を見つめる仕事をしていることから、さあや回は必要以上に暗くなる可能性がある。そこでコメディリリーフが必要となり、頭より先に行動している感じのさあやと真逆の性格と思われる一条蘭世を置いたと思われる。結局、女優というものに対するスタンスも、さあやは進むべきか否か悩む対象であるが、一条蘭世にとっては一点の曇りもなく進むべき道と考えているようであり、これも反対となっている。

(※)東映アニメーション公式ページより引用

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/7/