アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第10話「キラッキラ☆惑星クマリンへようこそ!」


そろそろ1クール目が終わり。今回と次回が最初の試練の回かな。12話で1クールならば、最後の第12話は、試練を乗り越えたバカンス回的なものになるのだろう。今回、キュアスターの目にホワイトがなくなる描写があったが、とはいえ、試練と言えるほどの回ではなかった。やはりより深刻な試練は、例年通り第2クール終わりの23話辺りなのだろう。

宇宙に行く名目

サザンクロスを見に行くという自己の楽しみのために、ララ達を強引に口車に乗せ、かつ勢いで宇宙に出発させるひかる。まどか、えれなの忠告を話のすり替えでごまかし、出発も心変わりを許さないようカウントを2秒前からとする等、悪辣にすぎる。近所の公園に行くのとは違うんだから、計画性ないのはあかんやろ…と思ったら、これ、後半へのフラグだった。結局、自己の楽しみで周りを巻き込んだツケを自分が払うことになる。ストーリーよくできてるな。

クマムシ

惑星名クマリンが熊モチーフではなくクマムシモチーフだったというオチは、ストーリー中にネタバレ言及されているが、クマムシは、緩歩動物という生き物。緩く歩くという生き物の名前が由来のクマリン星。そこに住む生物の動きが緩いのかと思いきや、地球対比2倍の重力により、ひかる達ヒトが、思うように歩けない中、惑星クマリンの宇宙人がシャキシャキ歩くというオチであった。

逃げるプリキュア

戦闘中、ピンチになって敵から逃げてそのまま終わるというのは、逃げることがテーマの1つと言えたハグプリでもなかったはず。

f:id:cure_researcher:20190526134904j:image

【図1】ピンチになったことだし逃げますよ〜

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/10/

プリンセススターカラーペンの所有権

惑星クマリンに埋蔵されたプリンセススターカラーペンは、アイワーンに発見された。これ、所有権的にはアイワーンの物じゃね?牡牛座のペンはキュアスターの物だから、それはカッパードさん、返してあげてね。そこで問題になるのは、そもそも、プリンセススターカラーペンは誰のものなのだろう。各星座のプリンセスは、所有者というより、そのペンに付属したプリンセスはであり、所有者というよりペンそのもの。しかも、人間のような形態と言葉を話すから人格を有するように見えるが、AIがロケットさえ管理する未来の製造物であるペンに属するプリンセスは人間を有すべき人と言えるのか。単に惑星クマリンに埋もれた物だとすると、第1発見者はアイワーンであり、プリキュアが所有権を主張するのは難しいのではないだろうか…あ、舞台が日本国外どころか地球外なので、日本の法律どころか地球内のルールに従う必要がないのか。じゃあ、プリキュアがアイワーンからペンを奪っても良いのか。なんだぁ、そうかそうか。

反省すべきひかる

敵から逃げただけでなく、戻ってきた先の地球では、まどか父が待ち受けている。とんだピンチ。これも、ひかるが考えもなしに宇宙に飛び出すことにした災難。これ、ひかるが反省すべき。今回と次回が第1クール最大の見せ場であるし、「わたしが はしゃぎすぎてたから ペンが取られちゃった」と言っているから、次回、ひかるの反省があるでしょう。

タイトル

ちゃんと「☆」が付いた。しかし、クマリンって何だよ。