プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第29話「ただいまルン☆惑星サマーンのユウウツ」


基本的に優しく明るいララの人格形成にまつわる話の序章という感じ。

f:id:cure_researcher:20190830195025j:image

【図1】可愛く可哀想なララ…しかし内に秘めたる家族愛は強い

嘘をつくパーソナルAI

上司になぜひかるたち(サマーン人から見て)宇宙人がいるのか問われたララ。ひかるたちはララが航行中に、宇宙星空連合の宇宙法第4条 「漂流中の者は保護し、ふたたび宇宙に送り出す責務がある」に基づき保護した人間であると説明するララのパーソナルAI。この機転のきく対応は、さすが単純なコンピュータソフトでなくAIだと感心する。まあ、一方で、パーソナルAIは、マザーAIに対しては、ひかるたちをご友人と説明している。説明に一貫性ないな…こいつ。しかし、後述するが、このパーソナルAIはマザーAIと接続し、データ更新されると言っていた。このデータ更新により、影響を受けるのがマザーAIならば良いが、パーソナルAIだと、ちょっとまずいことになる…しかも、次回予告がのタイトルが「ララの想いとAIの気持ち☆」。これ、嫌な予感しかしない。まあ、普通の物語であれば、ちょっとしたピンチを演出するために、パーソナルAIの方が書き換えられるだろうが、これはスタプリ。悪いことは起きないよ、きっと。タイトルに「☆」ついてるし。

ロロの表彰式を知らないララ

双子の兄ロロの表彰式にララは戻ってきたのではないのか?それとも、到着早々怒られていたけれど、レポートしていないことについて呼び出し食らっていたのだろうか。

ID90862773

この数字の羅列。誰か分析した人いるのだろうか。何か「フレッシュプリキュア!」のラビリンスを思い出させる嫌な流れだけれど。

機械的すぎるマザーと温かみのあるパーソナルAI

データの共有について、怖いことをさらっと言っている。

マザーとわたしの情報を一緒にします

データが上書きされわたしであってわたしでない新たなAIになります

で、パーソナルAIは、その後、この第29話では出てこない。いやあ、怖いよこれは。ハグプリのルールー記憶書き換えと同じことだからね!うーん、先のIDの話といい、過去のプリキュアで、光堕ちするメンバーの話をモチーフしたみたいなのを挟んで来るな、今回。

ちょっと怖い惑星サマーン

父はAIの研究員、母はロケット工学の博士とかっちょいいお仕事なのであるが、これは単にマザーの決定に従っているだけだとララの父はさらっと言っている。

「AIを使えば大したことないルン AIは万能ルン」と言い切ってしまうララの兄ロロ(そういえば、ララもひかるに出会った当初、そんな感じのノリで話していた)。しかし、それなのにロロは最高級のランク1の調査員だから、下のララを助けてあげる責任があるとか言っている。
怖いぞ惑星サマーン人。

実際に才能あるのはだあれ?

実際には、ロロの実績はララと比べると、ちゃんちゃらおかしくて、国民の前で表彰までされるというのに、プリンセススターカラーペンたった1本とプリキュアの断片的情報を得ているだけ。一方、落ちこぼれの妹の方は、プリンセススターカラーペン複数本(数えてないからわかりませんでし)と、そもそもララがプリキュア本人であるというプレミアムステータス。よれは、要は仲間の力ということ。サマーンの表彰制度を見ていると、最初から適性ある人をそれに応じた職につけ、と言っているが選民思考であり、更に表彰制度で国民の差別化を図っている。しかし、プリンセススターカラーペンを手に入れる最適法が、何であるかはサマーン星人は自分たちの常識の範囲でしか考えられず、ひかるという地球人的見地でも規格外のキャラクターなど想像だにできないはず。しかしひかるは、ララと信頼関係を築き、えれな、まどかという才能ある先輩も引き込み、更にユニという一癖も二癖もある怪盗さえ巻き込んだ上で、プリキュアとして邁進している。よく考えれば、出会いからしてひかるはララやフワのためにプリキュアになっており、更にララのプリキュア化まで促進している。このようにサマーン星人にとってひかるは重要人物であるはずであるが、ロロでは、このひかるとコンタクトを取ることだけでなく、出会ってもコミュニケーション取れなかったと思うが、ララはできた。それだけでも評価されるべきである。そもそも、ララをひかるに引き合わせたのがフワであり、謎妖精に魅入られた者はプリキュア化するというプリキュアの常識から考えて、プリキュア覚醒前に、なぜかフワと行動を共にしていたララが特別な、選ばれた人であることは確定しているのである。それに気づかないサマーン星人は、その程度なのである。

職業の貴賤

ララの仕事は、調査員ランクが低いから、宇宙のゴミ、宇宙デブリ調査みたいに言っているが…うーん、ちょっとこの表現なんとかならんのか。

プリキュアが現れていることがバレている

宇宙の伝説プリキュアを名乗る者が現れていることがロロの調査で分かったらしい。

ロロの大変な仕事とは…プリンセスの力を見つけたことと、プリキュアの存在を見つけたこと?なのかな。上にも書いたが、それで国中に放送されるほどの表彰?ええー?そもそもロロは、ノットレイダーのこと知らないんじゃないか?全然だめじゃん。

ララの凄さとまどかの経験

ララは、調査員ランクで完全に差をつけられた兄ロロに対しコンプレックスを持っている(ように見える。これは真のコンプレックスというより、ひかるたちに対する恥ずかしさかもしれない。この辺りはまだよく分からない)。そして、それを挽回する可能性の高い事実(複数本のプリンセススターカラーペンの所有と自らがプリキュアであること)も、その手にある。しかし、ララは、それを国に伝えるべきかどうかなやんでいるのですか。これにつき、少し長いが劇中のセリフを引用する。

(まどか)なやんでいるのですか?
(ララ)およ?ルン?
(まどか)ご家族にお話するべきかどうか
(ララ)まどか よく分かってるルン 自分がプリキュアだって言えば きっとみとめてくれるルン
それに調査員として全てを報告するのが 大人の責任ルン でも みんなは…プリキュアが星空連合に入ったら みんなの生活がめちゃくちゃルン 地球に帰してもらえるかどうかもわからないルン
(まどか)お気持ちは分かります わたくしも なやみましたから 父に真実を話すべきか 父は政府の高官です 話せば国が動き ノットレイダーをなんとかしてくれるかもしれない そう考えたこともありました
(ララ)なんで言わなかったルン?
(まどか)直感でしょうか
(ララ)直感?
(まどか)わたくしがプリキュアになった時 フワを守りたい その一心でした 後先のことを考えず 思ったことに素直に 自分の気持ちにはじめてしたがいました その直感は…
(ララ)ひかる
(まどか)ええ ひかるが教えてくれました ひかるの言葉をおかりすれば ララはどう思っているのですか?自分の気持ちに従うべきです

これは断じて幼児アニメなどのセリフではない。

テンジョウさん

ちょっと来るタイミング良すぎ。いやあ、前回のカッパードといい、大変ですなノットレイダーの方々は。

傷つけられても家族思いのララ

双子の兄に優しいふりしてディスられてきたララ。例えば次のように笑顔で言われてしまう。

ボクはランク1ルン
だから 下のララを助けてあげる責任があるルン

それでもテンジョウに対し、家族の喜んでいる姿を守るという気持ちで戦いに臨むララ。可愛すぎ…いや、カッコよ過ぎる。その、キュアミルキーとして戦闘時に時々見せる顔が超本気作画で感動する。

f:id:cure_researcher:20190828223414j:image

【図2】これがララの漢気だ!図1との違いを見よ!

ひかる化するララ

惑星サマーンの人たちは、つんけんしているわけではないのだけれど何か表層的。しかも全ての行動は効率的か否かが基準。どうしても会話の所々に冷たさを感じてしまう…と思ったら、これはまんまひかるたちに出会った時のララだ。今のララからは感じないが、初期のララに感じたちょっと冷たい感じは、ララ個人のものでなく、サマーン人特有のものだった。最近のララにそれを感じないのは、ひかるたちと出会い、行動を共にしてきたからであろう。影響を受けたのは、特にひかるだろうというのは予想できる。惑星サマーンに来ても色々しでかしているから。

レインボーパフュームクルクルチャージは射手座で

射手座のくるくるチャージだとおうし座の場合と何が違うの?おじさんには分からない。コーヒーメーカーみたいなその武器は謎に満ちている。

経験者の意見

「わたしの経験上 にげたほうがいいニャン」のいうユニ。ナイス!でも、それで騒動が更に拡大するニャン。まあ、そういう騒動をかいくぐってきた百戦錬磨のユニのいうことだから正しいのだろう。なんといっても、あのアイワーンが本気で悔しがってるくらいの策士なのだから。

次回タイトル

「ララの想いとAIの気持ち☆」。今週前フリだけしていた、マザーAIとパーソナルAIの融合話。これ、まんまハグプリのルールー記憶書き換え&記憶大復活の展開と予想するけど、ルールーの時のように感動できるのかな。期待が上がりまくる。