ララの双子の兄ロロ。彼はどの様な人物なのだろうか。
ララの生まれ育った環境を説明する役回り
ロロの役割はこれに尽きる。スタプリの主要登場人物の1人であるララの背景を説明するのに、双子の兄というポジションが最も適切と判断されたということです。
ララとの共通点
自分の人生におけるAIの位置付け
惑星サマーン人は、AIに従って生きることが一番であるという価値観。これは、スタプリ開始直後からしばらく表に現れていたララの価値観である。
ナイーブであること
人に対し疑うということを基本的にしない。このナイーブで清々しい性格は、ロロ、ララだけでなく、ほとんどの惑星サマーン人が持っているものである。
ララとの相違点
自分を否定するようなことに対する反応
唯一というとロロに失礼であるが、ここが唯一ララがロロに劣るところである。
ロロは、第30話で、これまで自らが積み重ねた業績、国から表彰されるほどの業績を軽く超えるほどの業績を妹のララがあげていたことを知った後も、特に取り乱したり、屁理屈を述べてララの業績を貶そうとはしなかった。大喜びで誉め讃えることこそしなかったが、ララのことを認めるような言動に終始した。よくできた人物であると評価できる。これはある意味、自分の業績も十分立派なものであるという自覚からくるものでもある。逆にララは、惑星サマーンでは、否が応でも自信が兄より劣ると思い知らされてきたから、地球に来て、ひかるたちから少しでもプライドを傷つけられそうになると過剰なまでに防衛していた。この点についてはロロが優れている。
結局、ララの説明役以上の役割は無し
第30話時点では、ララの背景説明をする適任者という以上の役割は、ロロにはない。ただし、あまりにナイーブな性格の善人は、使い勝手が良いので、今後再び登場する機会があるかもしれない。