星を追われ、悲しみを抱えた者たちが集い、そこに現れたダークネストを信じるガルオウガとは何者なのだろうか。
【図1】ガルオウガさん(実は真面目な人)
ユニとは違うガルオウガの星を思う気持ち
第32話「重なる想い☆新たなイマジネーションの力」において、ガルオウガは、星を失い仲間を失ったと言っている。そして、フワを守ると言うプリキュアたちに対して、甘いと言う。
守るべきものが大きければ力が出ると言うソレイユに対して、「たまたま拾ったそいつ(フワ)のために力が?」と、核心をつくことを言う。これは、プリキュアシリーズ全てに言えるが、妖精側は意図を持ってプリキュア、特にピンクになるべき人物を選んでいるが、プリキュア側にとっては、妖精との出会いは必然ではなく、たまたまなのである。確かにたまたま出会っただけなのに、何故命をかけてまで戦うのかと言うのは、問うて良い疑問である。
ガルオウガは、自分の星を守れなかった力のなさを、ダークネストの力を借りることで直接的に補おうとしたことに対し、ユニは、自分の力のなさを、変装と窃盗という、人を欺く方法で補おうとしていた。このような違いはあれど、星を守りたいという気持ちは共通している。
最高の教師ガルオウガ先生
そして、ガルオウガは続ける。
お前たちのその思いはただのかわいがりそいつを子どもあつかいしているだけ!
自分の力が上だと思っているがゆえの発想!
おごるな プリキュア
これは、アドバイスである。ガルオウガ先生である。何がしたいのかガルオウガ。
これで、スターを目覚めさせてしまった。
分かったんだ…宇宙って広いんだなぁって
いろんな人たちがいて いろんな考えがあって
まだ…よく分からないし…
というセリフをスターが言うことの意味。これを言わせたガルオウガは、やはり最高の教師なのである。