プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第37話「UMAで優勝!ハロウィン仮装コンテスト☆」


タイトルは、お気楽回ですね。変化球の多かった「HUGっと!プリキュア」と異なり、「スター☆トゥインクルプリキュア」は、お気楽タイトルはシリアス回、シリアスタイトルはお気楽回という謎の逆転ルールはないので、安心してお気楽回を楽しめる。というか、スタプリは、シリアス回がかなりオブラートに包まれているというかソフトな印象…と、思ったら、今回はタイトルの気楽ぶりに反し、かなりシリアス

カッパードの背景

今回はカッパードの背景が多少描かれた。光堕ちのフラグ立てですね。これが結構シリアスに描かれている。観星町のハロウィン仮装を自らの星と重ねる描写は、少し泣かせる。

仮装者としてのカッパードさんの能力

魔女やお化けに仮装するのが本来的なハロウィンの姿であるので、日本の妖怪である河童も、まあ及第点であるし、天狗由来のテンジョウさんも同様に及第点である。しかし、その点では、一つ目小僧という"お化け"として分類されるアイワーンは、ハロウィンの伝統的仮装の基準からは、より適切である。

プリキュア達の仮装のクオリティ

ひかる…イエティ。まあ、仮装の域を出ない中学生らしい仮装。
ララ…ツチノコ。これもひかると同等のレベル。しかし、ツチノコという特徴の少ない生き物なので、まあ、言われないと何だか分からない。
えれな…ネコ系けもの。まあ、耳があるから何かは分かる。ひかる、ララより出来は良いが、チャレンジ精神は低い。
まどか…ネコ系けもの。えれなと組みになって良い感じ。
ユニ…そのまんまのユニ。まあ、ネコ系宇宙人。七変化のユニが、ユニ本来の姿を仮装とすることに意味がある。えれなとまどかはユニに合わせてけものになったということか。なお、えれな、まどか、ユニがUMAの仮装でないのは、UMAはひかるのクラスの仮装テーマであり、彼女らはひかるのクラスに属しているわけではないからである。

話は着実にクライマックスへ向けて進んでいた

第37話ということで、スタプリも最終コーナーを回っていた。カッパードも自分語りするはずである。
また、今回の戦闘の終了後、カッパードは、「今に裏切られるぞ…」と言い、ララはハッとする。これは、ラストに向け大きな意味を持つ、含蓄のある言葉である。また、カッパード以外の中ボスであるテンジョウや、その上のガルオウガ、既に光堕ち気味のアイワーンについて、今後一人一人描かれていくと考えられるので、これまでハグプリ対比メインターゲット寄りにストーリーが組み立てられていた印象の、スタプリも、ラストに向けて大人向けの構築がなされていくと考えられる。今回のカッパードのエピソードは、それを予感させるに十分なストーリーであった。、

色のこと

ミホッシースターズでの色の名乗り

スタプリがご当地ヒーローに扮したミホッシースターズ。
ここで、各人が色付きの名前を名乗る。
キュアスターは、ミホッシーピンク。 キュアミルキーは、ミホッシーグリーン。 キュアソレイユは、ミホッシーイエロー。 キュアセレーネは、ミホッシーパープル。 キュアコスモは、ミホッシーブルー。このように、同じ戦隊グループで色により個々を識別するのはスーパー戦隊シリーズの慣習であり、プリキュアでは初代のブラック、ホワイトのみのものである。あくまで劇中劇の架空の戦隊であるミホッシースターズだからこそ、スーパー戦隊シリーズの識別法を採用したという考えができる。

グリーンを名乗るキュアミルキー

ここでのポイントは、キュアミルキーがグリーンと名乗ったこと。確かにミホッシースターズは、スタプリではないが、スタプリの面々が扮しており、色についてもスタプリの色と対応すると考えられる。そうなると、ミルキーが、間接的にせよ、自らをグリーンと称したことは大きい。とはいえ、敵であるガルオウガのオーラが緑色であるとか、スタプリにおいても緑が敵のカラーである印象はあるので、プリキュアシリーズにおける緑色の完全復権には至っていない。

ユニは虹色でなくブルー

ミホッシースターズの色については、ユニも虹色と言わず、ブルーと言っており、ひょっとしたら、スタプリの色とミホッシースターズの色は完全一致ではないのかもしれない。こなように色について一筋縄でいかないところがまたプリキュアシリーズの良いところである。

姫ノ城桜子さん再登場

次期生徒会長である姫ノ城桜子さんが今回もキーパーソン?として話を盛り上げてくれる。今回の仮装では、モスマンという超マイナーなUMAを選択、ひかるを喜ばせる。このあたり、姫ノ城さんの"やるならば徹底的に"という性格を表していると思われる。これは、今話の冒頭で、姫ノ城さんが仮装コンテストに参加するならば優勝を目指すべきと発言したことからも伺われる。学校を良くするためにと本気で考えて生徒会長に立候補するなど、モブであるはずの姫ノ城さんの良い点が次々描かれるのは嬉しい。早くプリキュアになってほしい。中の人が次のプリキュアの中の人というオチでも良いけれど、というかそういうオチを期待している。姫ノ城桜子さんに幸あれ!