今回は、ララがトゥインクル・イマジネーションを覚醒する回。かなり重くよく練られたストーリーの回。作画も素晴らしい。
- 登校前のララ
- 姫ノ城桜子
- 半端ない回
- たしかにわたしはサマーン星人ルン
- まどか父はまどか回へのイントロも兼ねる
- ララの本気
- ゴミ捨ての際の重いものを持つ時の動き
- 未知とのSoGood
- 過去プリキュアオマージュ
- 鬱回
登校前のララ
アバンタイトルでは、学校に行くのが楽しくてたまらない感じで、髪を気にしすぎのララ。かなりかわいい。しかしこの可愛さがAパートで歪む。アバンタイトルでAIは「すてきです ララさま」とララを褒めるのだが、AIにも今回のララの悩みは予測も解決もできなかった。要は、サマーン星人としては予測不能なことをララは第40話を通して克服したということ。
姫ノ城桜子
モブ筆頭の桜子さんが、ララを追い詰める役に使われるとは…不憫でならない。
半端ない回
とにかくこの回はストーリーも作画も構図も素晴らしい。
たしかにわたしはサマーン星人ルン
カッパードからの攻撃からクラスメイトを守るララ。クラスメイトから距離を置かれていたにもかかわらず。
たしかにわたしはサマーン星人ルン
でもわたしは…
わたしは2年3組 羽衣ララルン!
つまり、ララは、クラスメイトがどう思うかではなく、自分のありたい自分であろうとしたのである。この前にララが言ったセリフが泣かせる。
分かってもらえなくてもいいルン!
わたしのことは分かってもらえなくても!
わたしにとっては大事な友達ルン!
これでクラスメイト全てがハッと気づかされる。本当に良い回である。
まどか父はまどか回へのイントロも兼ねる
まどか父のことを忘れてしまったお友達もいるかもしれないから、ララ回を使って説明してくれてるのね。となると、ひかる回では海外大学のひかる父のイントロがなされるのかな。でも、まどかの目の前で歪んだイマジネーションを吸われちゃってるのはダメだな。次回第41話のまどか回でがんばってね!おとうさん!
ララの本気
わたしは わたしは わたしらしくいたいルーン!
これがララのトゥインクルイマジネーション。ユニの「未来を見るために、相手の過去を許す」、えれなの「敵であっても良い点は認める」とは異なる、「自分らしく生きるためには、他者に認められなくても良い」という考えである。トゥインクルイマジネーション覚醒には、どうもかなりの痛みとその克服が必要であるようだ。
ゴミ捨ての際の重いものを持つ時の動き
ララがゴミを捨てに校舎外に出たさる場面を、校舎内から描写するシーンがあるが、この時のララのゴミ箱の持ち方の描写が良い。初めは体の右側にゴミ箱を持っているが、途中で左側で持つようにゴミ箱を移す。これ、ゴミ箱が重いため、手が辛くなり持ち替える行動となるもので、重い荷物等を持つ際のあるある的所作であり、描写が細かい。
未知とのSoGood
未知との遭遇ですか…ダジャレが過ぎる。ただし、次期プリキュアの「ヒーリングっど♡プリキュア」の"ヒーリングっど"も多少はかけているのかもしれない。
過去プリキュアオマージュ
「一難去ってまた一難」(ふたりはプリキュア)「もちのろん」(ドキドキ!プリキュア)と過去プリキュアのオマージュなセリフが出てきた。シリアス回の緊張を和らげる大人向けサービスかな。
鬱回
恐らく、この第40話はスタプリ初の鬱回と思われる。鬱回をこのように持ってきて仕上げるスタプリ。なんという素晴らしさなのだろうか。