プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】実は難解な「スター☆トゥインクルプリキュア」


「HUGっと!プリキュア」が、女性の労働と子育て、人とAI、イジメといった社会的な課題に対し、積極的にストーリーに取り込んでいたのに対し、スタプリは、宇宙に行って異星人と交流したりと楽しげな展開が多く、シリアス回と言えるのは、第40話「バレちゃった!?2年3組の宇宙人☆」くらいで、多少シリアスになっても基本は「子供向け」に見える描写が主である。しかし、実際のところ、このスタプリもハグプリに劣らず社会的な課題を取り込んでいる。ハグプリのようにすぐ分かる表現でない分、奥が深いのである。

他者を許すもしくは認めるということ

やはりこれが最も大きなテーマである。しかも、これは「許し合うこと」「認め合うこと」ではない点が重要である。相手が許そうが許すまいが、認めようが認めまいが、一方的に他者を許すもしくは認めるのである。中でも、ユニが、自分の星を凍りつかせた犯人であるアイワーンを許すという展開は、大人にも理解が難しいものであった。そこまでできるものなのかと。これを許せてしまうのならば、確かにトゥインクルイマジネーションを覚醒してもおかしくない。