衝撃のラストというか、どうでしょうらしいというか。
古典的オチに見えてしまう
しかし、こういうオチも、何か古典的に見えてしまう。観る方が歳をとったということかもしれないし、新作ということで期待だけが膨らみすぎたからかもしれない。最後に全てをひっくり返して終わらせるのは、ケーブルテレビ等でやっているドリフターズの古いドタバタ番組を見ているような感覚だった。ドリフターズの番組は、練りに練られた台本が生み出すドタバタであり、ハプニング満載のライブ感あるどうでしょうとは真逆の番組のはずである。しかし、類似性を見つけ出してしまう。
大泉さんを騙すこと視聴者を騙すこと
水曜どうでしょうは、これまで大泉さんを散々騙してきた。しかし、それは旅に出る出発前の話である。旅出発前、本編始まる前にイントロ的に騙しが入っており、基本的に本編には騙しはない。その意味で大泉さんだけでなく視聴者を含めて最終回まで騙した今回の企画は、どうでしょうらしくない。別に視聴者を騙すことがダメなのではなく、騙し方が、どうでしょうらしくないということ。まあ、一応、これが次作のイントロになっているという論理構造にはなっているが…イントロ長すぎ。やはり構成されたドリフターズ感がある。
2020新作の可能性
次作がいつ放送されるのかという興味は繋がれる。
今回の放送が、どうでしょう2019新作と言いつつ、2019年末放送開始(つまり実質2020年番組)だったのは、2020新作を別途放送するからなのかと勘ぐることができる。2020年は東京オリンピックの年だが、そこに被せてくるのだろうか。しかもマラソンを札幌で開催するという、HTB北海道テレビ的には最高の場面設定であるが…しかし、ここはどうでしょう。逆に無視するのかもしれない。
次作は旅に出るらしい
次作では旅に出るらしいので、こちらは昔ながらなどうでしょうらしさ全開となることを期待して待つ。