プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

俺ガイル放映延期:アニメにおける新型コロナウイルスの感染拡大の影響


人気ラノベ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の第3シーズンであり完結編となる「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」の放送延期が、TBSでの第1話放送開始前日に公式ページで公表された。

予感

この延期に予感はあった。同じくTBSで4/9に放送予定の「ノー・ガンズ・ライフ」第3期の延期が、4/7に公表されていたことだ。予感と言っても、たった1日前のことだが…また、「Re:ゼロから始める異世界生活」第2期は、このような直前ではなく3月に延期が公表されている。

ギリギリの決断

1ヶ月前、いや1週間前でさえない、放映前日の延期発表。これはキー局であるTBSが製作に関わっていることが関係するのかもしれない。キー局の誇りが直前まで判断を鈍らせたと。幸いというか、幸いなわけはないが、緊急事態宣言が出されたことにより延期発表という、放送局としてあってはならないことに対する重しが取れたと言える。初回放映日が、4/1であったならば、また話は違った可能性はある。しかし、そうなるとクオリティは落ちるのだろうなと視聴者側は考えてしまう。早く見たいが、しっかり作り込まれた作品を見たい。この視聴者の期待は、制作側も裏返せば同様であり、予定通り放映したいが作り込みのレベルは落としたくない(もしくは消極的に言えば最低限のクオリティは維持したい。しかしどうなるかわからない)ということになるであろう。無理に初めて途中で中止になるのは避けたいところである。

再放送と延期後放映予定

結局、当初放映予定であった時間帯には、第2期である「続」の再放送が充てられることになった。このまま、再放送が終わって2020夏アニメのタイミングである7月から新作である第3期である「完」が始まるのがベストであろう。新型コロナウイルスが落ち着いて、緊急事態宣言が取り下げられていたら、視聴者としては、このような流れが理想となる。そして期待度が増すことから、商業的影響も望ましいものであろう。

ラノベ売上げへの影響

この放送延期が、ラノベ売り上げにどのような影響を及ぼすのだろうか。単純な延期は悪影響を及ぼすと考えられるが、原作は元々ラノベ売り上げも多く、アニメでさらに購入者を掘り起こすことを狙っていたものである。しかも、原作では物語は完結している。さらにさらに、世の中は緊急事態宣言で外出を控えるように言われている。第3期延期により、期待が高まっていながら満たされない俺ガイル欲の、行き先は…これは逆に売り上げアップにつながるのかもしれない。

このアニメの放映時期は、原作の進捗を見て決定されており、第2期は、新刊が出る直前に最終回となるように放映されている。この第2期の手法は、アニメで盛り上がったところで、原作を発売し、売り上げアップを期待するパターン。そして第2期は、逆で、新刊を出して3ヶ月、初期段階のラノベ愛好者の売り上げがひと段落したところでのアニメでの販売テコ入れ期待パターン。

ただし、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のファンというのは、そもそもぼっちで、一人

で過ごすことのエキスパートなので、緊急事態宣言が出ようと出まいと、行動は変わらないかもしれない。消費行動も含めて。

ストーリー

ネタバレにならない程度にザクッと言うと次のようになると思う。
第1期:主人公1人とヒロイン2人の3人の信頼関係構築
第2期:強い信頼関係と男女混成であることからくる反動
第3期:反動の終結
この1番のクライマックスが延期になったと言うこと。なお、黒髪ボッチ女子高生、茶髪偽社交的女子高生と自意識過剰男子高校生の三角関係という点では「ホワイトアルバム2」と相似形。違いは、男子高校生の外面が社交的に見えるかボッチに見えるかの違い。

第3期を待つ

いずれにせよ、視聴者側にできることは何もない。ただただ、第3期の放映を待つのみである。