名作である。しかしタイトルが本当にイマイチ。予告にあった「<逆回転誘拐>発生!人質が誰かわからない!?」のコピーの方が明らかにキャッチー。なんでこんなセンスのないタイトルにしたのだろう。
展開
まあ、多少の無理があるとはいえ、タイトルだけでなく展開も良くできている。アイディアの勝利。逆回転誘拐…良い響き。
前提がおかしいのは「刑事ゼロ」の魅力
普通、刑事ものドラマは、事件の発生が自然に、つまりその事件はやむを得なく起きたということをできる限り説明しようとするものである。しかし「刑事ゼロ」は違う。第1話では、源氏物語を殺人に結びつけるとか、犯人がわざと捕まりやすくする意味がわからない。第2話では、あり得ないほど偶然が重ならないと起き得ない事件。それが魅力である。設定・前提条件の面白さが人間関係の奇抜さを引き立たせるという相乗効果を生んでいる。それが第3話で爆発する。
逆回転誘拐!
もうこのコピーだけで満足。