アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ヒープリ】第15話 「初めてのケンカ… すれ違うのどかとラビリン」


喧嘩回。第2話「パートナー解消!?わたしじゃダメなの?」、第13話「辞める?辞めない?迷えるひなた!」と、来て「初めてのケンカ… すれ違うのどかとラビリン」 である。プリキュアとは、チームワークの必要な活動であるので、この様な内部での揉め事が多いのは、現実的だが、それにしても多い。

第2話・第13話との関係

第2話は、1人のプリキュアと1匹の妖精との間での出来事。第13話は、自分以外のプリキュア+全妖精に対する自分の出来事であった。今回は、再度第2話の1人と1匹の間の揉め事に戻る。しかし内容が、第2話は、出会ったばかりで互いがよく分かっておらず、ラビリンがのどかに配慮したことによるものだが、今回は、打ち解けたあとの互いに我を出した故の揉め事。初代からある仲間内の喧嘩。相変わらずだが、プリキュア攻めてくるね。

アバンではラビリンとまどかの仲の良さをアピール

リコーダー忘れて焦るのどかに、ラビリンが机の上に忘れていたと持ってくる。ラビリンは友達なら当然と言う。2人は友達として仲が良いということを描写。これがフラグになるわけね。

ラビリンの前髪カールと髪を解いたのどか

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【図1】前髪カールラビリン

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【図2】髪を解いたのどか

いつもと違って2人とも可愛いね。でも、ラべンダルマはちょっと可愛くないなぁ(個人の感想です)

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【図3】デザインの良さが見当たらないラベンダルマ(実売するらしい)

Aパートでの揉め事

なぜかラベンダルマが気になるラビリン。そのために一肌脱ぐ、のどか。ラビリンは、ニャトランのからかいに強がることで、結果的にのどかと喧嘩になる。まあ、ラビリンの幼稚さが原因。のどかは、初めて友達と喧嘩したことを知る。これ、ある意味良い経験。中二なのだから友達と喧嘩は、よくあるというか、経験した方が良いこと。しかもまどかの周りの、ちゆもひなたも、まどかを励まし、また、ラビリンの周りのペギタンもニャトランも、話し合えとラビリンの背中を押す。

変身できない…

凄いなこのストーリー…というか、プリキュアなら当然の展開か。

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【図4】いつも通り、キュアタッチに移行…

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【図5】バチンときた!

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【図6】ヒーリングステッキが2人を分かつ

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【図7】倒れる2人

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【図8】ヒーリングステッキが再度2人を分かつ

 

和解

全てを分かって教育的指導をするラビリン。

最初に、のどかが「ごめんね」と謝る。しかし、ラビリンはそれを否定する。

なんで のどかがあやまるラビ?
のどかは全然悪くないラビ
言ってもないのに勝手に分かってもらった気になって1人で勝手にムカッとしたラビリンが悪いラビ
なのにのどかにあやまらせちゃって…
ごめんなさいラビ
のどかはもうラビリンのこときらいになったかもって思ったらずっと言えなくてすっごく苦しかったラビ…

凄いねこれ、ラビリンは、もともと人格者的性格だったが、してしまったことに対し、ちゃんと向き合うことができる。かっこいい!

使い分けグレース

ラビリンと仲直りし、遅れながら戦闘に加わった時のグレースの表情。フォンテーヌとスパークルで使い分けているのが良い。

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【図9】フォンテーヌ向け

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【図10】スパークル向け

浪費グセのどか

ラベンダルマ2個目もゲットか。お金使うなぁ〜。ひとりっこだからな、お小遣いはたくさんあるのだな。

仲直り後の会話

これも素晴らしい。

(のどか)ねぇ ケンカしないですむ方法ってないのかな?
(ラビリン)それが分かれば苦労しないラビ
(のどか)でも…仲直りの方法はあるから いっか

ケンカしない方法ではなく、ケンカしないですむ方法という言い方が良い。この違い。ケンカしないというのは、意見の対立も許容しなくなる可能性が生ずる。極端になれば、どちらかが意見を言うことをやめてしまう関係。これは固定的な強者と弱者の関係に陥りやすく、もはや友達ではない。しかし、ケンカしないですむというのは、2人は別人格なのだから、意見の対立はあって当然という理解に基づいており、その対立を喧嘩ではない方法で解決することはできないかと言っているのである。似た表現だが、のどかはちゃんとその辺り分かって表現している。素晴らしい。