「やはり俺の青春ラブコメはまちがって いる。完」において、いろはからの奉仕部持ち込みイベントであるプロム。
これは、「続」におけるクリスマスパーティーイベントと多くの点で相似、もしくは相対的関係となっている。これについて見ていく。
いろは持ち込み案件であること
プロムもクリスマス会も、いろはが自分では手に負えないと奉仕部に持ち込んだ案件である点が共通している。
戦う相手が外部の人であること
プロムでは、生徒の保護者(実質は雪乃の母であるが)が、企画反対者として立ちはだかる。
クリスマス会では、海浜総合高校生徒会が、企画の足を引っ張る者として登場している。
当初は奉仕部としては活動していないこと
プロムでは、雪乃単独の活動、クリスマス会では、八幡単独の活動として、着手している。
奉仕部メンバーの追加
プロム、クリスマス会ともに、プロジェクトが危機に陥る。そこでプロムでは八幡が、クリスマス会では雪乃が乗り出す。ただし、プロムでは、形式的には雪乃と対立する形での八幡の参加となるのに対し、クリスマス会では、八幡との関係をより強固にする形で雪乃は参画する点で異なる。
八幡の責任
話がこじれていのも 依存がどうとか そういうのも 俺が招いた責任だだからその帳尻は ちゃんと合わせておきたい
雪乃の性格が、八幡への依存というだけでなく、共依存の関係に陥ってしまったことも、八幡は責任を感じているかもしれないが、クリスマス会絡みで窮地に陥っていたところを救ってもらったということも八幡にはあったはずである。ほんの2ヶ月前の話なのだから。帳尻を合わせたいと言う点で、クリスマス会で助けられたと言う意識は必ずある。