アバンは小町との朝のやりとり。「お兄ちゃんなんかあった?」で始まる。修学旅行後の朝のやりとりと同じセリフ。ただ、ここで八幡が素直になってるのが前と違う。
この第9話は、結衣回。
奉仕部内の勝負の件…変則三つ巴
三つ巴…分からなくなったな。結衣の願い事は、欲張りだからということで複数挙げていく。そして最後に、こともあろうに、ヒッキーの願いことを叶えることというのが入ってる。うーん、願い事を叶えてあげると言って来た本人の願い事を叶えることが願い事とは…そのロジックは何だかさっぱり分からないけれど、願いごとを叶えるリバースがかかったことはわかる。その前に、雪乃と八幡の間で、どっちが勝ちかの押し付け合いの果てに、結衣を勝ちにしていたわけで。結局、三つ巴。これは勝負について何も解決してないということか、それが解決ということか。解釈次第な気がする。しかし、いずれにせよ、結衣の願いを叶えることは必要な不思議な三つ巴となっている。願い事を叶えるリバース…とんでもない発明だ。
八幡による1対1面談、3人目
第7話でいろはと、第8話で雪乃と、この第9話で結衣と学校帰りに2人で話す。彼らの関係に関する話をするのだが、八幡を軸にしての会話。描写はあっさりしていたが、第8話で雪乃と結衣も2人で話している。いろははともかく八幡、雪乃、結衣の3人は、それぞれ2人で話し合ったことになる。
結衣ママの考えていること
良く分からない。娘が彼氏を連れてきたと思っているのかいないのか。親としての緊張から、必要以上に明るく振舞っているだけかもしれないが、何考えているのかよく分からない。
八幡がタルトを結衣に返すこと
結衣の家で作った小町へのお土産のタルトを、結衣にホワイトデーのお返しとして結衣に渡す八幡。これ、微妙だな。結衣にとって、これを持って家に帰ると、結衣の親がどう思うか考えてみれば、その微妙さが分かると思う。
これ、持って帰えれないと突き返されたのと外形的には同じ状況になっているから。
とはいえ、これ、奉仕部初期の頃、結衣が、雪乃の力を借りて八幡のためにクッキーを焼く話と対になっている。そしてそこに雪乃はいない。この状況は結衣が作っている。結衣は、雪乃と八幡の間に結衣の知らないエピソードが積み重なっていることを何となくだが知っている。その上で、雪乃を外して八幡とエピソードを重ねようとしていると取れる。そう取ると、なかなか意味を持つ回となる。とはいえ、私にはその先を解釈できない。
これが結衣の良さかであり、したたかさかも
話が進んだようには見えなかったが、結衣と八幡が2人で話すというイベントは行われた。結衣が雪乃を外したという積極的行為だとしても、互いに互いのことを話し合えた。では、あとは先に進むしかあるまい。
あ、三浦さんがいい人だということは分かった。