告白し合っちゃったので、先に進むしかない。これが八幡が、この第11話冒頭で言っていた「たった一つの本物に故意に間違う俺の青春を終わらせるのだ」ということか。
しかし、これがホンモノなのかという気はする。高校時代のホンモノとは、大人のホンモノとは違うはず。その辺りの違いをあえて見ないようにするのは、年不相応の背伸びと言えるのではないか。
【図1】偽物の関係を終わらせる瞬間の2人。ここにもう1人がいないことが重い
「共依存」という言葉に共依存な八幡他に一撃を食らわす平塚先生
うわぁ、平塚先生、国語力高すぎ。
一言で済まないなら いくらでも言葉を尽くせ
言葉さえ信頼ならないなら 行動も合わせればいい
どんな言葉でも どんな行動でもいいんだ
その一つ一つをドットみたいに集めて 君なりの答えを紡げばいい
これ、八幡、雪乃、結衣のみならず、「共依存」という言葉を持ち出した陽乃まで、果ては、読者・視聴者の行動を含めた言葉を尽くして、斬ってしまっている。
結衣の感情
やっぱり言葉は出ない
言葉なんて出ない
好きだなんて たった一言じゃ言えない
それ以前の話で それ以上の問題で それどころじゃない感情だ
私は 私達は 初めて本当に恋をした
なんだこれ、凄い表現使ってる。このセリフ、かなり頭が良くないと言えない。理屈が全く通ってないけれど、通っているような文。計算し尽くしてる文。結衣は、アホのように扱われていたが、さすが総武高生。あまり勉強しなくとも地頭の良さが出る国語力は高いな。
雪乃母に言葉で勝つ八幡
勝ってる…しかも畳み掛けるようにして勝っている。ちゃんと最終回に向けて八幡は強くなっている。
まどろっこしい告白
ほんとまどろっこしかった。しかし重いというのだけは分かった。
「ホワイトアルバム2」のパターン
結局、これか…黒髪ロングツンデレ女が、ツインテで性格良いように見えるが友情も愛情も両方欲しい女に勝つパターン。外形的にピッタリ当てはまる。
しかし「ホワイトアルバム2」は、ここから真のエピソードが始まる物語。「俺ガイル」もまだ終わっていない!