2020年5日2日(土)の放送の中では全く触れていなかったが、5月4日は、江戸川コナンこと工藤新一の誕生日…ん?何歳の誕生日なんだ?(サザエさん的混乱)
由来
コナンドイルの短編"The Final Problem"(最後の事件)に登場するシャーロック・ホームズの命日に由来する。宿敵モリアーティと決着をつけるべく闘い、共に滝壺に落ちたのが5月4日。
ただし、コナンドイルは、結局、シャーロック・ホームズファンによる復活要望に圧され、ホームズを復活させるので、この日は、真の命日とはならなかった。
江戸川コナンの誕生日が5月4日であることの合理性
江戸川コナンの名が、コナン・ドイルに由来することから、シャーロック・ホームズとの繋がりはある。さらに、この5月4日を誕生日としたことには、合理的な解釈ができる。
復活においてホームズは、ワトソンに、モリアーティを滝壺に落とし亡きものとした際、自分も一緒に死んだことにすることで、モリアーティ一味から、命を狙われることを回避しようとしたと語っている。ワトソンの前に現れるまでの期間、ホームズは、別な人物となって生きていたことになる。つまり、シャーロック・ホームズは、5月4日から、新たな人生を始めるのである。そしてこれは、工藤新一が江戸川コナンとして、新たな人生を始める名探偵コナンの境遇と重なるのである。ちなみに新一という名前は、「新たに始める」という意味を有する。
2020年5月2日の放送が「高木刑事3千万拾う」であった理由
このエピソードは、2013年に放映されたもののデジタルリマスター版。コナンの誕生日近くの放映日に、このエピソードを持ってきたことの意味。このエピソードは、最終的に犯人がが人生の再出発を決意する話である。この「再出発」繋がりで、コナンの誕生日と結びつくことから、このエピソードが選ばれたのであろう。