いきなりウルトラマンZが、トラウマなハルキの気持ちがわからず悩むシーンから始まる。まあ、ウルトラマンZとしては、怪獣は倒すものという考えしかないから怪獣を平気で倒せるわけで。しかし、ウルトラマンの間で、過去の諸々の出来事は共有されないのかな。怪獣にも色々あることを知らないウルトラマンZって…
ヨウコ先輩のデートファッション
可愛いけど、相手どんな彼氏よ。
カネゴン
いきなりメダル食べちゃった。ハルキがそれはお金じゃ無くてメダルと言うが、違いって何?そう考えると、カネゴンがお金にこだわることの根本的意味に関わる。
カネゴンの役割
製作に時間がかかっているための時間稼ぎかな。これまでの映像をつなぎ合わせることで、この回の製作時間、コストを削減しているのだろうなぁ。あと、ハルキの今の感情の総括。この2つを上手く結びつけているのがカネゴン。
カネゴンの役割(追加)
どうもカネゴンは、ウルトラマンZにハルキの悩みを伝える機能を持っていたらしい。理由不明。
おかげさまでわかったよ。ハルキの悩み。
ひとつになっているのにわからないこともあるもんです。
難しい問題です。だから俺も考えるよ。一緒に。ウルトラマンにとっても大事なことだと思うんです。
お腹が鳴るエピソードの意味
これ、何を意味するかというと、ハルキは自分のお腹が鳴ったので照れ笑いする。しかし、その照れ笑いをウルトラマンZは理解できないので、「何がおかしいんだ。どうした?」と言う。しかも「えっ な…なぜ音が鳴るんだ?」と言う。このやり取り、つまり、直前のハルキの悩みについて理解しつつあると言っていたウルトラマンZが言った「ひとつになっているのにわからないこともあるもんです」につながる。地球人ならわかる「お腹が空いたらお腹が鳴る」ということさえ分からない。ハルキの悩みのレベルだけで無く、こんなことからも理解を始めないといけないのだということを描いているのだ。
最初と最後のヨウコ先輩エピソード
最初、当直前のハルキに勤務を終えたヨウコ先輩が、
でも当直前にそんなにやったらおなかすいちゃうよ?
と言うが、これがいつもお腹すいてお金を求めるカネゴンの前フリになっている。
そして、最後、ウルトラマンZと語り合い、おなかがすいたから鳴るエピソードの後、ストレイジの部屋に戻ると、ヨウコ先輩からのカップ焼きそばの差し入れがあるという最初のヨウコ先輩のセリフとリンクするオチになっている。ヨウコ先輩のやさしさが伝わる綺麗なオチである。
全体として
特撮用セットのクオリティもだんだん下がり気味に見えていたし、おそらくこの撮影は、世間は夏休みの頃だろうし、ここで一息ついて次回からまたクオリティ高い特撮を見せてくれるならこれは良いこと。楽しみと期待が増す。