全てを救うのがテーマだったか。そもそもクッキングダムの1官僚の不満が原因なので、実は地球人にとっては、あまり大した危機ではなかったのではないかな。
最終回一の名シーンはこれ。
パムパムとメンメンの性別が確定した?…あ、服装髪型から性別判定は無理ということをマリちゃんを出して示してくれたのが『デパプリ』だった。やはり性別は未確定のままだったということね。
サブタイトル『デリシャスマイル~! みんなあつまれ!いただきます!!』
全てを救うプリキュア…ゴーダッツさえも。ただ、ゴーダッツなら地球上の人類から飢餓をなくすことができたはず。クッキングが権力を取り戻したことから、「みんなあつまれ」からこぼれた人たちは、取り残されたままとなる。クッキングもマリちゃんも、ゴーダッツを幽閉して元に戻ったから終わりにするのではなく、ゴーダッツが実現しようとしたことを考えてみる必要がある。
…つまり、サブタイトル『デリシャスマイル~! みんなあつまれ!いただきます!!』に、飢餓で苦しむ人は入っていない。ゴーダッツは、自分に従えば食べ物は保障すると言っていた。それに対して飢えた人には改善する気がない点がクッキングの治世の微妙なところ。
マリちゃんの悲しげ?な顔
何で?…と思う仕掛けを入れて、まあ、別れだなとピンと来るのだけれど、エナジー妖精では、コメコメが最初に気づく。
何してるコメ?
というコメコメの質問に対し、
みんなの特盛りの笑顔を見ておきたくて…
とマリちゃんは微妙な言い回しで答えるが、コメコメにはバレる。そしてエナジー妖精は集合し、マリちゃんにクッキングたに戻る潮時だと言われる。
あまねを眺めるマリちゃん(ハートとダイヤはトランプの赤だけれど、何か意味あるかな)
ここねを眺めるマリちゃん
らんを眺めるマリちゃん
ゆいを眺めるマリちゃん
ここねの友達
プリキュア仲間以外にナチュラルに接することができる友達ができたのね。良かった!
ベジタブル丼
肉や魚を使わなければ、誰でも食べられると。これ、レシピを減らす話に繋がりかねない。
つまりレシピッピを否定する概念の料理ではないか?この考えを進めると、究極的にはゴーダッツのやろうとしたレシピはおにぎりだけで良い話になりそう。
結局、クッキングは政治的には無能
ことが起きたらそれには対応するが、現状を善しとするだけなのは変わらなさそう。
今回のプリキュア変身!
ろうそくに火を灯すために変身…無意味な変身に見えるが…お祭りの余興なら仕方ないか。地方でやってるプリキュアショーみたいなものね。
罪は償われるもの
ゴーダッツは主犯、ナルシストルーとセクレトルーは従犯。罪の重さにより扱いが違うように描かれているのちゃんとしてる感じがする。あと、3人とも懲役ではなく禁固刑の模様。ナルシストルーとセクレトルーは償ったら解放される感じだったが、ゴーダッツは終身刑だろうな。
コメコメ、成長止まった?
コメコメ、物語の途中まですごい勢いで成長していて、最終回では晩年を迎えているかと想像していたが、思春期あたりで止まったか?それともあれがエナジー妖精の成人形態なのかな。
絶対悪との戦いではなかったところが後味の悪さを残す
単なる一役人の勤務評価に対する不満が動機というのでは、プリキュアが危険を顧みず1年間戦ってきたのは何だったのかと言う感じになってしまう。
最終回まで観て分かったこと
地球上の人類の食料問題が、クッキングダムに支配されていること。そしてその王、クッキングは現状追認型政治を行っていること。このため、人類の飢えの問題をクッキングは解決する気はないということ。
つまり、クッキングは愚王ということ。