アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第7話「ワクワク!ロケット修理大作戦☆」


タイトルに"☆"が復活した。これだけで今回は満足。前回で取り敢えず初期メンバーが揃ったことから、ストーリーを次に進めるための準備回というのが今回の位置付けと考えてよい。故に新しいことは起きないし、戦いもあまり意味を持たないものになる。

スタープリンセスが全部地球で手に入るというのは、さすがに不自然である。そのため宇宙に出る必要があるが、そのためにはロケットが動かないと話にならない。以上から、早期にロケットを修理する必要がある。そこまでは分かる。しかし、簡単に直るなぁ。工数4人日の作業か…これまでララが1人とはいえ継続的に修理していたはずなのに、工期1日で完成させてしまったのは、ちょっと強引に思える。

能力をAIで判定されること

ひかるを始め4人の体をスキャンして、ロケット修理の能力・適性を判定するというのは、まさに現在、世の中で議論されているAI倫理の話で、「ひかるさまは…、ひかるさまにふさわしい仕事は…、ひかるさまの行動は予測不能」から最終的に、「ひかるさまはまわりを元気にする力があるようです」へのAIの評価の変化は、ひかるのことをフォローはしてはいるが、AIによる過度な個人情報収集と必要な区別を超えた差別的取り扱いの問題になるのではないか。まあ、このような問題を扱っていることを意図しているか否かは分からないけれど。ピンクプリキュアだけ変な仕事をアサインするのは、ハグプリにもあったが、ピンクを下げることに笑いを見出そうとしていた感のあるハグプリに対し、このスタプリは予測不能の行動をするからという理由で、掃除がアサインされる。まあ、この理由は理解できなくもないので、辛うじてセーフとも言えるが、敢えてギリギリセーフを狙っているというのであれば、逆にとんでもないことと言えるので、少し気になる。

4時間連続で働かせることと遊び心

疲れ方の描写が極端すぎ、かつシンプルすぎて意味がわからなかった。人の作業は、効率ばかり考えてはダメということなのだろうが…もう少し意味がわかるように丁寧に表現してくれないと、何で1時間仕事しただけでそんなに疲れるの?何か変なガスでも発生しているのか?とか考えてしまった。単にAIが策定した効率優先の机上の計画は、人間を働かせるには最善の策とは限らない。各人のクリエイティビティを尊重しないとね、ということだろうけれど、疲労描写が大げさすぎて分かりにくい。

"飾り"の工学的考慮

飾りをつけることはロケットに不要とAIは言うが、必要不要以前に、工学的に問題があるのではないか。大気圏突破する際に変な力が加わったり、発熱の偏りができ故障や破損の原因となりうる。そもそもロケットが重くなる等、工学的に意味のないことをするのは、ろくなことがないと思うが…遊び心は安全第一の世界ではいらない概念。

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【図1】だから、そのロケットイメージ図が工学的にダメなんだってば。顔輝かせている場合じゃない。打ち上げ時にポロポロ落ちるぞ、その無意味な装飾

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/7/

あと、遊び心について諌める者が4人の中にいなかったことは、今後のスタプリのチームとしてはダイバーシティの観点からは良くないかもしれない。

ララのロケットから私たちのロケットへ

ララがこれを宣言したことで、1年間安心して、スタプリを見ることができる。そうでないと、ララはもともと不時着で地球に着いたのであり、ロケットが直ったらサッサと地球を出て行くはずだったからね。まあ、こういう説明的なエピソードも、初期メンバーが揃って、これから1年間スタプリを続けるための地ならし的な役割を負っているということだろう。

謎ノートのポンコツ性能

トゥインクルブック…絵に描いたフルーツポンチは現実化するのに、何故ロケットの絵は現実化しないのか。よく分からない。無機物と有機物ならば、有機物の方が難しい気もするし。