2期は、どう見てもネコ科優遇で、イヌ科は逆に試練の役目かなぁ。1期はそうでもなくて、かばんちゃんを追うフェネックを始めとして、漫画家のタイリクオオカミやギンギツネ、キタキツネがいい味出していたのだけれど、2期での扱いは厳しく、イエイヌの扱いの酷さでしょんぼりな感じなのです。
第1話いきなりの同行者がネコ科
最初からネコ科登場。サーバルとカラカル。そしてラストには、セルリアンを倒すアムールトラビースト。キーとなるフレンズは第1話からしてネコ科。そして恐らくこの2匹のフレンズ&1匹のビーストがラストのカギを握るはず。
ビーストの気持ち
ビーストはアムールトラで、フレンズを襲うということだが、第1話でキュルルたちをセルリアンから救ってくれたのもビースト。フレンズは、ヒトの言葉が話せるようになったが、けもの時代の言葉を忘れたのではないか。逆にビーストはヒトの言葉が話せないが、けものの言葉を話しているだけなのではないか。野生解放すれば通じ合えたりするのではと。サーバルが第9話で野生解放したが、その時はビーストと敵対しているかに思えたが、逆で、ビーストとサーバルは通じ合えたのではないだろうか。フレンズは、ヒトの都合で作られた形態であるが、ビーストの方が、けものたちには自然なのではないだろうか。
ジャパリマンでは満たされない本能
ビーストは、そのまま野獣という意味で、それはアムールトラが本来持っている特徴ではないか。フレンズという枠に閉じ込められた動物は、その野生の感覚がもうなくなってしまっているのだろう。だから、野生を見て怖がるのである。しかし、生物学的には、野生を失ったフレンズの方が不自然なのだ。「けものフレンズ」を観続けているとそれが不自然と思えなくなってしまうが、動物はそもそも野獣なのであることを思い出させる存在がビーストと考えると、ビーストは、やっつけられる存在にはなって欲しくないし、ましてや時計型AIになんてなって欲しくない。