プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】色相環から見るキュアコスモ


「スター☆トゥインクルプリキュア」におけるプリキュアメンバーの色について、キュアコスモの登場で、スタプリの色のバランスに決着がついたという観点で考えてみる。

初期メンバーの体制

色の構成
人物名
桃色 星奈ひかる
青緑 羽衣ララ
黄色 天宮えれな
紫色 香久矢まどか
色相環での配置

理想の色構成

色相環で見ると、3年生組の黄と紫は反対色になる。そして、2年生組の赤と緑も互いに反対色である。また、赤と緑はともに、黄と紫から同じ距離だけ離れた位置にある。つまり、色相環では、黄・緑・紫・赤の順でそれぞれ90度の角度だけ間隔を空けた色となる。このため、スタプリのメンバー構成が、黄・緑・紫・赤であれば、色相環の上では非常にバランスの良い配色となる。

いびつな色構成

しかし実際のスタプリでは、緑と赤は明確に紫寄りの、青緑と桃になっている。これでは、ソレイユ対セレーネ、ミルキー、スターの1対3構造になってしまう。そこに追加メンバーの色をどうするかの問題が生ずる。2人の追加メンバーがないとこの1対3の構造は改善されない。

ハグプリのケース

メンバーの色が色相環に影響を受けていることは1つ前のハグプリでもあった。ハグプリでは追加メンバーが、同時に2人である。追加は紫のキュアアムールと赤のキュアマシェリ。これは色相環ではピンクを挟む形になっていて、紫は青側であり、キュアアンジュと絡みが多く、赤は黄側であり、キュアエトワールとの絡みが多かった。
ハグプリでは、色相環上、ピンクを起点として青と黄が逆方向で90°の場所に位置し、色相環上で近い青が紫の先輩として、黄が赤の先輩として位置付けられており、非常にバランスが良かった。しかし、スタプリでは、えれな1人対まどかチーム3人という形になっている。何か理由があるのだろう。

単なる販売促進上の理由かも

とはいえ、ストーリー上の理由があると良いのだけれど、単にオモチャ等の販売戦略上、ピンクプリキュアを置く必要があっただけということもあり得る。そして、ピンクは赤より紫側に来るので、ピンクと対になる緑も紫側に寄せたということが考えられる。しかし、ピンクは動かせないにしても、何故緑を黄色側の黄緑にしなかったのかということが色相環の考えからは出て来る。そうすれば、ハグプリのように上級生と下級生が組むコンビが2つできて、ストーリー上も面白くなりそうな感じなのに。

キュアコスモ追加後

色の構成
人物名 備考
桃色 星奈ひかる  
青緑 羽衣ララ  
黄色 天宮えれな  
紫色 香久矢まどか  
虹色 ブルーキャット NEW
色相環での配置

キュアコスモ参入前は、えれな1人対まどかチーム3人という構成になっているが、何か理由があり、この不均衡を是正してくれるだろうと追加メンバーの色に期待したのだが、虹色であるキュアコスモでは、このいびつな色の構成には何の影響も及ばさないので、結局、いびつさは固定されてしまった。何故1対3なのか、今後明かされることはあるのだろうか。

キュアコスモのスカートの色

キュアコスモは虹色のプリキュアということで、スカートが虹色になっている…ように見えるが、色の配分は微妙である。

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【図1】キュアコスモのスカートの配色(見えるだけで6色使っている。虹の7色とすると、見えていない背面は全て青系の色ということになる)

虹の7色とは、赤橙黄緑青藍紫を言うことが多い。普通、虹色のスカートを作るのであれば、この7色を均等に配色すると思われる。胴体を中心とした円と考えれば、1色あたり360°÷7=約51°となる。しかし、キュアコスモのスカートは、そのようになっていない。赤がピンクに近い色、藍がほぼ水色になっているのは良いとして、少し前屈みとは言え、正面から見える色が6色。つまり見えていない色は1色のみである。これ、逆に言うと、後ろ姿は青系の色1色と言うことである。正面から見ると虹色、背面から見ると青。キュアコスモは非常に個性的な衣装である。

1色だけ面積が多い理由

キュアコスモのスカートの色が青だけ多い理由は簡単である。この色がキュアコスモことブルーキャットの七変化を表すからである。青が多いのは、ブルーキャットとしての姿が一番多いから、もしくはブルーキャットが素の姿であるからと言うことで説明がつく。何と言ってもブルーキャットなのだから。

スカート除けば、青プリキュア

スカート部分を隠してみて欲しい。これは、どう見ても典型的な青プリキュア。ブルーキャトが変身し、スカート以外は青い衣装のプリキュアを虹色のプリキュアと呼ぶための理由は何なのだろう。

何故虹色のプリキュアなのか

変身前の名前がブルーキャットと青色が入っているにも関わらず、変身すると虹色のプリキュアとなっていることに何らかの説明はされるのだろうか。この辺りは納得できる理由があると素晴らしいので、後付けでも良いから、是非語られて欲しい。

6人目はいるか?

虹色を出してしまったので、インパクトとして更に次の色のプリキュアというのは考えづらい。色相環的に見ても、1人だけ追加するのはバランスが悪い。もしあるなら、色相環を超越した存在。既に虹を出しているのであるから、これは考えることは可能で、白のプリキュアや金銀プリキュアといった意外性のある色のプリキュアがあり得る。まあ、このあたりはスーパー戦隊シリーズに先例を求めると良いのかもしれない…あ、スーパー戦隊シリーズに虹色のレンジャーなんていないから、参考にならないか。