プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第21話「 虹色のスペクトル☆キュアコスモの力!」


カッコイイ系の言動なのに、アンバランスなネコ仕草が反則的なキュアコスモ。2話にわたる無双回です。

ノットリガー化したアイワーン

キュアコスモ登場で、インパクト薄くなっちゃいましたが、愛すべきアイワーン様がノットリガーに変身中です。これ、大変です。しかも緑色オーラを纏っています。プリキュアにおいて、緑色は鬼門で、まともに緑色はのプリキュアと言えるのは、プリキュア5のキュアミントと、スマイルプリキュアのキュアマーチしかいません。今回のキュアコスモ誕生で60人のプリキュアが生まれたというのに、緑はたった2人。さらには、ハグプリでは、敵の社長が肌身離さず持っていた本の表紙に緑色が輝いていました。どんだけ冷遇された色なのか、緑。まあ、キュアミルキーが、青緑と青なのか緑なのか微妙であったところ、キュアコスモが、虹色のプリキュアと言いつつ、圧倒的にコスチュームの青の割合が多く、そもそもブルーキャットが変身しているわけだから、キュアミルキーは青ではなく緑枠とした方が良い気がする…と、脱線しましたが、アイワーンが今、大変な事態であることを忘れてはいけません。この緑のオーラは、アイワーンたちの背後にいるダークネスト由来のオーラです。

アバンタイトルで

キュアコスモの変身バンク(フル)とひかるの「キラやば〜っ」の掛け声で終了!しかしこの変身バンク、キュアスターより動いているように見えるが、なんか色々工夫して作画省略されている感じが否めない。

ノットリガーを素手で倒すキュアコスモ

アイワーンが核となるノットリガーをキュアコスモは素手で倒す。何ら武器を使うことなしで。

アイワーンを助けると言うひかる

この発言に、キュアコスモは理解不能という表情を見せる…が、従うことにする。一方、他のプリキュアたちは、ためらいなくキュアスターに従う。この辺りキュアコスモはプリキュアになりたてで、未だスタプリの行動指針を理解していないという感じ。たった今プリキュアになったのだから当たり前だけれど。

カッパードの発言

カッパードは、キュアスターに以前奪った牡牛座のプリンセスカラーペンを見せ、

はげしい感情は自分をふるい立たせる
だが同時に冷静さをうしなわせる!

というどっかの兵法書で見たようなことを言う。

近視眼的なのはお前だ!

…と、まあ、カッパードの読み切ったような発言に応じたタイミングで飛び出してきたキュアスターに対し、その隙を衝いたつもりで、カッパードは、全身を使ってカッパードストライクを炸裂させる。それをキュアスターは、左手(多分利き手でない方)で止め、

返しておひつじ座のペン!

と一応、カッパードの意図に応えるかのようなことを言ってあげる。やさしい。しかし、片手で受け止めながら、アイワーンの方をチラ見する余裕。そして、

早く行かないと どいて〜!

結局、カラーペンも重要だが、アイワーンの方が大切と易々と言い切るひかる。カッパード全く読みきれてない。

はげしい感情は自分をふるい立たせる
だが同時に冷静さをうしなわせる!

という自らが語ったその言葉が、自分にそのまま返ってくる。ブーメランにもほどがある。冷静になれよ、カッパード!

このショックのためか、無印の単なるスターパンチという、ごく初歩的な攻撃で、ひかるはカッパードを倒し、ついでにカラーペンも奪う。カッパードは、膝をつき、表情を無くして次のシーンへ。

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【図1】得た者と失った者の対比。

得た者は、手前で大きく正面を向いて描かれ、失った者は、奥に小さく背中を向けて描かれる。勝敗をこれほどまでに表す画として分かり易すぎる表現。

やはりイース的展開

まず、アイワーンは自らの意思でノットリガーになる。これで想像力は塗りつぶされる。しかし意識は残っている。それでキュアコスモの一撃に倒される。次に、ダークネストが現れ、アイワーンの意識を乗っ取ることで、ノットリガーの力を強化する。それもキュアスターとキュアコスモの同時キックで倒される。ここに至って、ダークネストは「おそいアイワーン、むだな考えはすてよ 止めよ 思考を」と言う。このダークネストのセリフのうち、「おそいアイワーン」が今後のポイントとなる予感。ノットリガーの瞳は赤く覚醒するが、中の人アイワーンはさらに苦悶の表情になる。しかしノットリガーとしてはさらに強くなり、カッパードに使った無印スターパンチとことなり、おひつじ座スターパンチを放つも倒れずこらえる。
この展開、

①目玉が1つのモンスターを操る
②大ボスから特別に与えられた力により、モンスターはパワーアップするが、自らは非常に大きな苦痛を受ける
③大ボスは苦痛を与えることを何とも思っていない

という点が、「フレッシュプリキュア!」の、第19話「新たなカード!イースの新しい力!!」から始まる一連の戦いの流れに似ている。ただし、フレプリの場合は、第23話でイースがキュアパッションになる。果たしてアイワーンはどうなるのだろうか。

再度登場し狂言回しを務めるカッパード

無印スターパンチを受けたためか、左腕を押さえてのこのこキュアスターとキュアコスモの前にやってきたカッパード。戦う気はなくて、今度は解説役を買って出る。

ダークネストさまの力は絶対…
見よ あの姿を
一切の思考を止め圧倒的な力をえたヤツを!

カッパードさん、解説お疲れさんですっ!

アイワーンの苦しみからの解放

これに対し、キュアコスモが、

力をえた?こんな力 アイワーンがのぞんでるわけないニャン!

と言い、キュアスターは、

思考を止めたって 何も考えないってこと?

前 言ってたじゃん

わたしには想像力がないって言ってたけど

今 目の前にいるあなたが どんなに苦しんでいるかは分かるよ!

と、言う。そしてキュアスターは単騎アイワーンの意思のなくなったノットリガーに向かう。そこをノットリガーの返り討ちに遭う。一撃を受けただけでキュアスターは地に伏してしまう。そこをノットリガーは両手を組んで振り下ろす。衝撃波が広範囲に達する…しかしそれを両手でで止まるキュアコスモがそこにいた。

アイワーンはゆるせない
でも アイワーンを乗っ取って 考えを…自由をうばうあなたは もっとゆるせない!

と、自分の星の人たちを石化した張本人のアイワーンにも人権があるという趣旨の発言をする。これは怪盗としてはかなり高度な考えというか、怪盗故なのかもしれない。そんな高度な思考に至ったキュアコスモである。プリキュアの世界が放っておかない。全開のエンディング前のCMに出てきた新商品玩具"レインボーパフューム"が出現する。これでノットリガーを倒す。アイワーンは取り敢えず元に戻る。相変わらずギャーギャー騒いで、なぜかブルーキャットの宇宙船に乗って帰って行ってしまう。ここ謎なのだけれど、これにより移動手段を失ったブルーキャットは、ひかるたちと行動を共にするしかなくなる。いやあアイワーン、優しいな。

ダークネストの御成

ダークネスが中ボスたちに訓示?を垂れるシーン。このシーンにアイワーンがいないのが非常に気になった。どこに行ったのだろう、ブルーキャット改めユニの宇宙船奪ったのだから、自分の行きたいところに行っているなら良いけれど、もしや…

ユニ

唐突に、ブルーキャットは自分の名前ではない、名前は"ユニ"だと言うブルーキャット。これ、真名は余程でないと明かさないと言うアレなのか?じゃあ、こいつの学年も厨二で同級生だな。しかし、ユニ…ユニバースなのだろうけれどピンとこない。「宇宙」という意味で、コスモとユニバースは同じなので、まあ、ユニバース由来のユニで確定でしょう。

雨上がりの春吉

物語の終わりに、ひかるの祖父春吉は、

雨があがったな

と言い、それ以外何も言わない。前の第20話は、

この雨の中…どこをほっつきい歩いているんだ ひかるは…

というひかるの祖父春吉のセリフで始まっており、明らかに対比となっている。しかし、第20話ではひかるについて愚痴気味に言及しているのに、第21話では何も言及していない。何か意味があるのだろうが、現時点では情報少なく不明。しかし、次回予告を見ると、これは何かあるね。次回予告のノットリガーが春吉タイプのメガネかけているから。

エンディング

なんか昔の曲みたいなやつ。古さを非常に感じる。

次回

第22話タイトルは「おかえり、お父さん!星奈家の七夕☆」であり、遂に正体が超小出しにしか明かされていなかった、ひかるの父帰るの回。ちらりと予告に映った春吉の不満そうな顔が光る!春吉とのバトルが期待できる。

放送日がまさに7月7日七夕の日であり、今回のプリキュアを宇宙がテーマにしたのは、まさに第22話が七夕の日に当たるからではないだろうか。ちなみに前回放送日が七夕なのは、2013年の「ドキドキ!プリキュア」であった。

第2クールラストスパート

非常に内容の濃い回であった。あと3話どうなるのか。