プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第22話「おかえり、お父さん!星奈家の七夕☆」


遂に、ひかるの父が登場する。満を持して登場の割には、ちょっとキャラ弱いかな。これは最終回までの謎のキャラにはなり得ないな。ここまで引っ張ったのに残念なんだけど。

七夕回

2013年の「ドキドキ!プリキュア」以来の7月7日放映の七夕回である。

父登場!

アバンタイトルで顔見せする父、星奈陽一。UMAと宇宙人を研究する学者かぁ。30歳程度で結婚してひかるが14歳とすると、陽一は現在44歳くらいか。

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【図1】イエティと陽一

外国の大学で職を得たこと

外国の大学で採用されたということは、それなりの業績があるし能力も高いのだろう。陽一本人も、妻と娘を置いて単身で海外の職場に勤務することをためらった描写があった。本来、日本で同様の職を見つけられれば良いのだが、ただでさえ現在の日本で研究機関で職を得ることは非常に困難なことである。その上、陽一の場合、研究分野は、ライバルは少なそうな分野であるが、内容が実利的では無く、スポンサーがつきにくいし、ポジションも少ないと思われる。現在の日本の大学の研究環境においては研究者として生きて行くには非常に厳しい状況であるはずである。このため、春吉の気持ちもわかるが、海外に職を求めるのは仕方のないことである。

博識まどか

UMAやイエティについて基礎知識のあるまどか。まあ、その程度の知識は、多少、本を読んでいる中学生なら知ってるか、という程度の内容。ただし、スタプリにおいては、まどかは頭の良いキャラとなっているので、このような機会に生かしておかなければ忘れ去られてしまうので、ちょっと鼻につくほどの知識の披瀝は、演出上やむを得ないものである。

知識欲の遺伝子

外国の職場を選ぶことに消極的な父にUMAを追いかけろと言う幼少時のひかる。これ、陽一からの遺伝子だ。で、陽一の遺伝子は、春吉からの遺伝なのだが…

祖父との確執

祖父春吉と父陽一の確執。これ、名前からして確執不可避だわ。春吉とまどかの父冬貴は季節を名前に持つが、陽一は持たない。春吉と冬貴は旧世代感あるからね。一方の陽一は、ひかるの祖母陽子から一文字取っているのね。

春吉はが陽一に厳しい態度を取るのは、自分が息子の子育てを間違えたと反省しているため。自己を律する気持ちが強いが故のものであり、これまで春吉の言動がキツめだったのは、それ以上に自分を、他者に迷惑をかけないように律していたから。だから、息子の陽一が、自分の好きな研究をするために、妻と娘の気持ちを犠牲にしていると捉えても仕方がない。陽一の考え方は、自分の教育の結果であり、自分は責任を取る必要があるが、陽一の妻と子には責任は無く、結果を合わせてはならないと考えており、夫婦・親子が、強制的な転勤等ならともかく、自分の選択で離れ離れで暮らすことは会ってはならないという気持ちなのだろう。

七夕の日に帰る理由

アメリカの大学であれば、7月は学年終わりの夏期休暇中だから、このタイミングで家に帰ることは理にかなっている。まあ、陽一の勤務大学がどこの国かは分からないが。外国の大学に勤務設定…流石だ。

ララの誕生日

この7月7日はララの誕生日らしい。しかし、誕生日というのは、地球の公転から算出された概念であり、惑星サマーンでは仮に地球と同様のカレンダーの概念を使っているにしろ、1年が365日とは限らず、というか、まずそんなことはないので、ララの誕生日という言及は考えられない事態の発生と言える。

なお、ミルキーウェイは天の川で、七夕伝説とつながりがあるから、誕生日が7月7日のララのプリキュア変身後の名前をキュアミルキーと呼ぶことに違和感はない。

七夕の意味

七夕は一年に一度大切な人に会う日。ユニはバーベキューに参加しないし、戦闘の時はなぜか変身していたが、終わるとすぐに姿を消している。まだ惑星レインボーの人たちを救えていないユニ…七夕に何を思う。

勘の良い子、ララ

春吉がバーベキューに参加せず、冷蔵庫から何かを漁ろうとした時に、なぜか台所にやってきたララ。バーベキュー一緒にしないのかと言う問いを春吉に浴びせる。非常に勘の良い子だ。好きだよ。しかもドーナツを差し入れる。そして2人で話し、春吉の心を開こうとする。まあ、達成できず、春吉はドーナツの礼を言って出て行ってしまうが。しかし、これが春吉の心を溶かすジャブになる。

春吉理論

家族は一緒にいなければならない…これが、春吉理論。まあ、分かる。しかし、ひかるは、好きなことをすることの大切さを強調。確かにひかるの父は学問を極めようとし、母はマンガ道に邁進している。両親とも自分のやりたいことを極めようとしている。ひかるはその2人の娘。そういうことだ。