ペギタンとのペアリングも済み、無事キュアフォンテーヌになった沢泉ちゆさん。彼女の中にプリキュアの歴史における新しい青の可能性を見いだすことができる。
従来の青プリキュア
以下の青プリキュアは、紫多めのキャラは外して考えることとする。
知性を有する真面目な性格
基本的に、知性を有して真面目な者が多い。明らかな例外としてキュアマリン様と白雪ひめ様がいる。彼女らはまあ、突然変異というかカンフル剤ですね。いつも同じ青ばかりだと飽きるので。真面目ではあるが、多少その真面目さに狂気を帯びている者もいたりする。5の知性の青き泉キュアアクア様こと水無月かれんさんは、頻繁に知性が暴走するし、薬師寺さあやさんは電気ドリルに並々ならぬ興味を示したり、縁日の射的での人格豹変ぷりとかをみると、知性があるからといって常識人とは限らないことがわかり、人って怖いなと思わせる。
学業も優秀
話を本流の青に戻すと、知性を有するので、自然と学業も優秀であることが多い。キュアビューティの様に運動神経も良い場合もある。キュアビューティは、頭脳も運動神経も美も兼ね備えた三冠!なのだが。
理知的な姉的ポジション
つまり、青プリキュアは、理知的な姉さん的存在である傾向がある。
沢泉ちゆの場合
「ヒーリングっどプリキュア」の青プリキュアである沢泉ちゆの場合を考えてみる。
知性を感じる言動
プリキュアパートナーとなる際のペギタンへの語りかけは、論理的かつ優しさを感じる非常に理知的なものであった。
【ちゆ】「わたしはあなたより大きいから少しはちからになれると思う。もし勇気が足りないなら わたしのを分けてあげる。大丈夫わたしがいるわ。わたしはちゆ あなたは?」
【ペギタン】「ボク ペギタン」
これを中二が言うとは。すごいね。最初から、ペギタンをパートナーにしようとしている。しかしそれを強引にではなく、自然にペギタンの意思でパートナーになったかのように話を持って言っている。特に、最後、「パートナーにならない?」とか言わず、それを名前を名乗ることで、代替するあたりは、とてつもなく計算された話術である。
スポーツが得意
陸上部という、シンプルに運動能力を問われる部活に入っている。
学業は未知数
青であるし、髪の毛もくるくるしていない系なので、学業もできる系プリキュアの外観をしているが、描写はないため不明である。
理知的な姉ポジション
ペギタンとのやりとりを見ると、姉を通り越して優しく包み込む母性まで感じる。
学業という枠に収まらない知性
勉強ができるとかそういう次元ではなく、勘もしくは察する力というものが非常に優れており、またそこから論理的に物事を考え、最適解を行動することができるだけの知性を持っている。
キュアフォンテーヌこと沢泉ちゆの位置付け
「ヒーリングっどプリキュア」における、沢泉ちゆの位置付けは、知的お姉さん、母性、スポーツ好きから想像される爽やかさ担当であろう。この中に未だ描かれていない、多少の狂気が顔を出すことで、大きなお友達人気を得られる可能性は高い。青のプリキュアは、大抵勉強ができることを強調されるが、ヒープリの場合、主人公花寺のどかが、入院あけということで、それまでは運動が制約されていたということとの対比上、学業ではなく、スポーツ面の優秀さを与えられたのであろう。しかし、対人コミュニケーションにおける派手さはないが高度な知性の使い方からは、沢泉ちゆの可能性を感じる。彼女は、知を強調されてはいないが、これまでの知を担当するプリキュアと比べても遜色のない、知性を感じさせる青のプリキュアである。