先週に引き続き、アスミちゃん回。「好き」と「かわいい」の違い…これは大人でも説明が難しいかも。それを、これから言葉を学んでいく幼児が観る番組内に持ってきたのは、なかなか良いとこついてくる。
【図1】のどかを迷わす難問、かわいいと好きの違いとは
その他の感情も合わせて習得
「好き」と「かわいい」の違いを学ぼうとしていながら、思いやる気持ちや、「さみしい」という感情まで習得している。しかもそれらをかわいいより先に知った。最後に、「かわいい」を理解し、次のように言う。
かわいい…ひなた 不思議ですね
わたくしの中で 「かわいい」が、どんどんふくらんでいきます。
これに対するひなたの回答が、もはや名言の域。
「かわいい」に限界はないんだよ!
これは素晴らしい。頷く。
キュアスキャンはキュアスパーク
久しぶりのスパークによるスキャンだな。いつ以来か知らんけど。
【図2】キュアスパーク版キュアスキャン
今回のキュアアース様
もう、神々しい。
実りのエレメントを助けるのに、
今、助けにまいります
と言っている。しかし、エレメントさんは地球の要素だったはず。で、キュアアースは、地球から生まれたプリキュア。ということは、エレメントさんとキュアアースは、同体なのではないか?あれ?なんで敬語?それはともかく、この時のキュアアース様の神々しさと言ったら、とある分野のお姉様のようですわ。
【図3】今、助けにまいります!の神々しさ
言語および感情の習得について
常識のないアスミちゃんが人の感情等を習得していくのだが、これ、「ハグっとプリキュア」のルールー・アムールと似ている。違いは何か。ルールーはAIなので、まず初回登場時には、ある程度のデータをドクター・トラウムによりインプットされた形で登場している。このため、最初から人間としてのやりとりは特に問題がなかった。しかし、アスミちゃんは違う。なぜか日本語はある程度使えるが、感情に関わる言葉についての理解が、所々欠落している。「おいしい」は分かるのに「好き」は知らないとか。これを埋めていくのがアスミ回では高齢になっている感じ。例えば、新しい言葉の意味を真に理解するために、ルールーであれば、その言葉を使った事例データを大量に投入すればそれで理解できるはずだが、アスミちゃんは、自ら経験しなければそれが理解できない。この違いは大きいし、ルールーを描いたプリキュアで、2年後に、このようなチャレンジをするとは、プリキュアというシリーズの懐の深さを感じる。しかも、アスミちゃんの言語習得は、人間の幼児のそれとも違うので、ホントすごいことやってると思う。
下等動物ではありません!
犬を下等動物と呼ぶグアイワルを、一喝!
【図4】下等動物ではありません!宣言。