食べられるシャボン玉を発明するらん回。らんが楽しそうだと物語全体が明るい感じになる。まさにムードメーカー…と言うだけでは終わらない回。自分が他の子と違うからコンプレックスに思うという、思春期にありがちな悩みを、コメコメとらんの２人のエピソードを使って上手く物語にして描き切った素晴らしい回。
失敗は成功のもと
失敗してもめげないらんは、絶対成功する人間。こう言う精神力の強い人間さえも、強すぎる食べ物愛を人に隠していたということがその後で語られるというの、展開うますぎる。
らんの妹りん、弟るん
うーん、次は＂れん＂、＂ろん＂か。5人兄弟姉妹で末っ子の名前が、ロンだったら確かに上がり感あるな。
突然の発明に燃えるあまねとここね
水あめシャボン液の開発を突然らんから任された2人。アイスクリームを食べながら、
あまね：これを食べたら、さっきのシャボン玉作りの続きをしなくては
ここね：うん、なんとか完成させたい
とか言ってる。真面目で能力のあるキャラ設定の2人らしい。あまねとここねのデザート後の研究は直接描かれることはないが、その後、食べられるシャボン玉のステッキをらんが振るシーンがあるが、そこで上手く食べられるシャボン玉が空中を飛んだので、あまねとここねの研究は成功したのだろう。
コメコメのコンプレックス？
自分に耳と尻尾があることをコンプレックスに思うこと。外見を気にする成長段階に入ったということ。コメコメは思春期初期になったのかな。今回のプリキュア、かなり攻めてくるな。
らんの食べ物愛
えな：らんちゃんの食べ物愛ってすごいよね〜前はそんなイメージなかったけど
らん：フヘヘ、ちょっとへんかなぁと思ってずっとかくしてたんだ
わかな：かくすなんてもったいないよ
えな：うんうん、聞いてると楽しいもん
ここで、コメコメの尻尾と耳を消して欲しいという希望を思い出すらん凄いわ。
みんなと同じがいいコメ
コメコメだけ違うのはやっぱり嫌コメ
これに対し、らんが自分語りするの良い。こんな良い話を描けるチーム、羨ましい。
変って言う人もいるかもだけど、いいって思う人もいる。だから尻尾とか見た目をかえるより、いっそ自分のハートをかえちゃうってどう？
さらに成長したコメコメ
１つ経験して成長するのは良いのだが…早すぎる。今回は、コメコメが、自分の外見が他人と違うことを気にしており、思春期初期に入ったということなのだろう。そんな展開は楽しいが、成長が早すぎる。こんなスピードで成長したら、コメコメ老化を心配しないといけなくなるのではないかな。最終回に寿命とか…ならないかとちょっと心配。
コメコメ、大きくなったね。もうすぐらんの身長を抜くよ、きっと。
ごはんは元気をくれる
このフレーズ出て来たか。
食事など意味がないもの、食べることなど全然楽しくないと言うスピリットルーがモットウバウゾーを応援団よろしく応援していたら、スピリットルーの言葉で一瞬ひるんだプレシャスだったが、笑顔になり、「それ！それだよ！ごはんも応援と同じだよ」と返す。突然のプレシャスのターン。データ検索では「ご飯が元気をくれる」という情報がなく、スピリットルーが突然困惑するの、元々プレシャスたちがひるんでいたのと同じ、言葉による相手への攻撃。精神攻撃だから、相手に与えるダメージは大きい。
結局、スピリットルーは電源オフされちゃう。
ご飯を食べることの意味
みんなと食べると楽しいでしょとか、作ってくれた人のためにとかそういう言葉で、ちゃんと残さず食べなさいと言うのではなく、ご飯は自分に元気を与えてくれるものだとストレートに言うの素晴らしすぎる。自分のためなのだから、好き嫌いを言わず、残さず食べなさいと言う意味も含むのだろう。メインターゲットの幼児の方々に理解してほしい良い言葉。
地味な感じで神回とはいえないかもしれないが、素晴らしい回だった
外見や趣味嗜好で相手をバカにしてはいけないということを、同時に１話で描いている。素晴らしい回…いや、やっぱりこれは神回。
