プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】はながキュアエールたるゆえん


そもそも、はなには何があるのだろう。なぜはぐたんに選ばれキュアエールになれたのだろうか。

はぐたんに選ばれし中学生、野乃はな

さあや、ほまれには、それぞれ最終的な到達度は未知数であるが、明らかに特定の才能はある。そして、それなりの努力もしていることが窺われる。
ほまれは幼少期からフィギュアスケートを、さあやも幼少期から女優を目指し努力している。
しかし、はなは、何かに打ち込む姿は描かれただろうか。いや、逆に何で自分には何もないのだろうと母親に言ってさえいる。

ほまれは学校のアイススケート部で練習している。
はなは、部活は無理だろうが、女優の活動をしている。
はなは…、何かの部活に入っている気配はない。まあ、転校生ということから仕方ないのかもしれないが。しかし、はなは特別な人間である。なぜならはぐたんに選ばれ、最初にハグプリになった人間なのだから。

本当に何もないのか

しかし、それにしても何かやっても良いはず。放課後は、ビューティーハリーに入り浸りということなら、かなりダメな中学生な気がする。それでも何か長所がある(はず)。

似たようなピンクプリキュア

プリキュア5によく似たピンクの人がいたような気がする…のぞみだ。
のぞみも、第1話Aパートで、やることが見つからない少女として登場。親友のりんちゃんのスポーツ万能な姿を見てやりたいことみつける宣言を(一人でこっそり)する。しかしなんと、第1話Bパートにて、あっさり「プリキュアになってココの夢を叶える」ことがやりたいことと"けってーい"宣言。なんとやりたいこと探しは1話で終了してしまう。ここがはなと違うところ。しかし、普段やってることは同じか。りんちゃん部活、うらら芸能活動、こまち図書委員会、かれん生徒会とプリキュア以外の活動場所があるが、のぞみは…ナッツハウス入り浸り、うーん、はなと同じ。のぞみは、なぜか類稀なるリーダーシップを有しており、あの個性派だらけのプリキュア5を統率していた。かれんという、さあやと違って癖がありすぎる生徒会長の青プリキュアも御していた。かれんさん…中3なんです。あなた御せますか?普通の人には無理です。
さて、はなには何がある?

似たようなピンクプリキュア(その2)

ああ、五人組プリキュアで、仲間内で楽しくやってたみゆきというのもいたな。ん?みゆき何か特徴あったっけ。自己紹介で、星空みゆきさんは緊張しまっってる(こんな時もあるんだね)けど、みゆきと結構違うなぁ、勢い。はなの方が大物かも。
みゆきはチアリーダー部所属らしいが、部活してたところを見た記憶はない。代わりにはなは、チア人生だけれど、チア部に入っているわけではない。みゆきの口癖、「はっぷっぷー」か…。なんかはなの「めちょっく」とイメージ似てるな。

別な視点

うーん…、ピンクプリキュアは、ピンクというだけで、何もなくても、他のプリキュアを統率できれば良いのかもしれない。よく考えれば、ハグプリでは、いつも午後(それも授業後?)に戦ってて、終わるの夕方だから、部活やってる時間はないな。これは、クライアス社は定時退社だから、クライアス社の勤務体系と関係あるのだろうなぁ。オシマイダー出すのは気まぐれのように見えて、勤務時間内に収まるよう進める(らしい)クライアス社。そうすると、はなは、転校していきなりはぐたんと出会っているわけで、プリキュア活動が忙しく、部活に入る余裕がないと考えられる。ただでさえ、転校しての部活加入はハードル高いらしいから(三日月夜空さん談)。そう考えると、はなが部活を行なっていないのは、プリキュアで忙しいからであり、はながなりたい自分を見つけられないのも、プリキュアが忙しいからと言える。

吸引力・結合力・使命

さあやとほまれは、今では仲が良いが、はながいなければ、結びつかなかったし。ルールーとえみるは、この2人の特殊な関係もあるが、やはりはながいなければこの様な関係にはならなかったし。4人とも、はながいなければプリキュアにもならなかった。はなは、使命に殉ずる者であると考えると、はなに何もない設定の残酷さも見えてくる(鹿目まどか的な、最後はリボン以外何も残らない感じのね)。

逆に考えるんだ

スポーツの才能、芸術の才能があっては、そちらに専念したくなったり、そうでなくとも意識が移ってしまいがちだが、それではプリキュアのセンターは務まらない。だから、たくさんのプリキュアを擁するチームでは、ピンクは何もない設定が最適なのだ。現に、のぞみ、みゆきにも特別な才能は何もない。では、他のプリキュアも才能ない方が良いのではと考えがちだが、そうではない。
それは、他のプリキュアの能力を見れば分かる。さあやの芸術(演劇)とそこからくる人心を見抜く才能、ほまれの身体能力と力強い思いやり、えみるのリスク管理能力と芸術(音楽)の才能、ルールーのデータ分析力と真っ直ぐな性格(と食に対する飽くなき探究心)。これらは、1人1つの特化した才能というより、複数人の類似の才能であったり、異なる才能を組み合わせることで更に力を増す能力である。例えばさあやの演劇とえみるの音楽の融合や、ルールーのデータ分析に基づくえみるのリスク管理のように。
プリキュアという戦士としては、様々な状況に対応する必要があるので、多彩な能力がある方が望ましい。そういう多士済済をまとめるマネジメント力を期待されて、何もないはながセンターに据えられるのは必然なのかもしれない。

結論

今のところ、何も才能は見つからないが、悩んだ数だけ器は確実に大きくなっている、鹿目まどか的な女子中学生、はな。はなは、何かを成す人として、何もなりたいものを持っていない人の中から選ばれし者なのだ(言ってて矛盾感覚えるが)。