プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】はなの過去とはぐたんの出現タイミングの関係(もっと早く来い!)


ハグプリにおいて、過去のエピソードは、話を難しくする。そもそもはぐたんとハリーにとって、はなたちの生きる現代さえ過去なのだから。はぐたん及びハリーは、はなの何をどこまで知った上で現代にやってきたのだろうか。

いじめ体験

はなのいじめ体験は、第23話で音声のない数カットのみ表現されていて、未だ詳細は明らかになっていないけれど、おそらくこれが原因で転校したと思われるので、物語の時間軸としては、いじめからそれほど時間を空けずに転校し、その初日に、はぐたんとハリーの2人がやってきたと思われる。

なぜそのタイミングなのか

現代への逃避が、はぐたん側にとって意図的なものであれば、いつどこへ逃げるかは行き当たりばったりの可能性もなくはないが、狙ってやってきたのならば、理由が必要である。もし、未来から来たはぐたんが、はなのことを知っていて、その人生も把握した上で、このタイミングを選んだというのであればなおさらである。
いじめられることは苦痛である。その苦しみを味わう前のタイミングではぐたんがやってくれば、はなは辛い目にあわないで済んだ。そうしなかったのは、"いじめられ転校した後のはな"が、はぐたん側にとって重要であるからなのだが、ではそれは何故か。考えられるのは、2つ。

いじめられることで、はなが何かを得たこと

はなが得たのは、限られた描写からは、次のようなもの。

人生、逃げるという選択肢をとって良いこと

=>逃げは弱さではない

正しくとも理不尽な扱いを受けることもあること

=>世の中には悪者がいる

母はいつも自分の味方であること

=>帰る場所がある
これにより、はなが人間的に強く大きくなったということなのだろうが、そうなると、はぐたんて誰なんだよってなる。この教育的視点は、はなの子孫というより、はなの尊属ではないか?

転校により、さあやとほまれに出会えたこと

これは大きい。さあやもほまれも転校してすぐに、はなと互いに惹かれあっている。さあやは第2話で先生からはなが転校してくると聞いた時に、時間停止を体験している。はなも第1話最初で時間停止を経験している。ほまれは第3話で子犬を助けた時に同様に時間停止を経験している。
3人とも"はぎゅい、はぎゅい"というはぐたんの声付きで。この時の声は、"はーぎゅっ、はーぎゅっ"とは違う。まだ洗練されていない感じ。で、時系列で考えると、プリキュア覚醒の逆順でこの時間停止が起きているぽい。つまり、時間停止は、ほまれのもぐもぐ救出、さあやの先生との対話、はなの野球ボールヘディングの順に発生し、プリキュア覚醒は、はな、さあや、ほまれの順となっている。はな、さあやという主人公はなの脇を固める者の適性を確認した上で、万全の体制をとった後に、はなに向かったということだ。
これは運命というより、はぐたんの何らかの力とも考えられる。なぜなら、時間停止はクライアス社もお手のものの技術であり、はぐたんができてもおかしくない。というより、タイムワープしているのだから、時間関係の操作はできるはず。そんな時間操作にかかっているのだから、さあやもほまれもはぐたんに選ばれていると言えよう。
なぜさあやとほまれなのかは不明だが、はぐたんは、はなを軸にさあやとほまれを会わせるために転校するまで待ったと考えることはできる。そして、その転校を決定することができるのは…はなの両親、特にいじめられたはなを抱きしめたはなママ…うーん、やはりはぐたんははなの子孫というより尊属ポジションなんだよなぁ、行動が。
あ、転校するきっかけ(≒いじめ)がないと転校しないな…ということは、転校のきっかけもはぐたんが作ったのかな。いやいやそれがあっちゃダメでしょ、正義の立場にある者として。

理由を描いてくれるはず

まあとにかく、はぐたんは何ではなを狙いうちに、このタイミングに現れたかというのは、ちゃんと描いて欲しい。軽いノリだろうが、さらっとだろうが、細かすぎるところまでちゃんと描いているハグプリだから。