プリキュアを読む

感想やまとめとは違う分析的なもの

【ハグプリ】第36話 伝説のプリキュアじゃなくて人気者の登場回なのです!


第3クールの終わりという良いタイミングで映画販促回になりました。というか、このためにちょっと話調整した感はある。ジュロスの順のはずなのにドクター・トラウムが先に出てきたわけだから。

タイトルからして華やか

今話は「フレフレ!伝説のプリキュア大集合!!」というタイトル。これ見るだけで華やかさが溢れてくる。第36話ということは今話と続く第37話で第3クールを終え、これからラストである第4クールに向かってハグプリ全体の話を畳んで行くという節目なのだろう。第37話のタイトルは「未来へ!プリキュア・オール・フォー・ユー!」だから、これはほとんど最終回のノリのタイトルである。タイトルだけで視聴者を盛り上がらせるインパクトがあるのは、さすがプリキュアである。とまあ、そんなこと言っても結局は映画のプロモーションであるのだけれど。その意味でこの回は明らかにハグプリの本筋とは異なる大騒ぎ回と捉えるべきである。節目のイベントとしての意味は大きいが、ストーリー的には深読みすべき点はあまりないのではと思われる。

あら?あなた方はアラモードじゃん

アバンタイトルからしてイレギュラーに始まる。いつもの前説がない?…いきなりドクター・トラウム出て来て、もう変身するのか、これはハグプリチームの負けフラグかと思いきや、トラウムに対峙しているのはハグっとな方々ではなく、アラモードの方々だった。でも、アラモードは伝説のプリキュアというより、ハグプリの前のプリキュアという程度の位置付けではないかな。

春日野うららはカメオ出演

はぐたんは相変わらずの謎力を発揮し、アラモードの方々をハグプリの世界に呼び寄せる。魔法使いの方々も合わせて呼び寄せる。しかし予告で出て来たときから個人的には期待していたキュアレモネードこと春日野うららさんが、カメオ出演のみだった。それはないよ。結局、予告以上のキュアレモネードは無かったのである。これは非常に残念であった。しかし、一般的に第2のターゲット層に人気がある黄色プリキュアとされるキュアピースこと黄瀬やよいさんを出さず、キュアレモネードを出してきたあたり、通好みの人選と言えるので好感が持てる。

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【図1】伝説の敵キャラであるブンビーさんも登場

トラウムの名言

得意の魔法も科学の前では無力だとトラウムは言ったが、これは名言である。科学で解明できないことを可能にするのが魔法なので、科学も魔法の前では無力というのがアニメでは一般的な考えのはずである。そこをあえて、魔法の無力さを言うところが良い。しかし、確かに科学の力で時間遡行が使えるならば、科学の力で何でもできる、なんでもなれるというのは嘘ではない。

8:37の変身は8:40に完了!

放映時、8:37より、きらきらの各メンバーが"出来上がり"となる。魔法使いも、"らぱぱ"っと変身する。HUGっとは、"はーぎゅーっ"と変身する。チアフルアタックは、8:42に発射。ストーリーは非常に早いペースで進む。

トラウムのスーツの腹部の時計は3時を指している。プリキュアに一旦破壊されリバース・ザ・タイムした後もこの時計は3時指している。この敵側の3時。何度も出てきている謎の時間。何を意味するか最終話までに明かされるのかな。

魔法のほうき的なもの

プリキュア5およびGoGoでおなじみのブンビーさんの独白により、ナイトメアよりブラックな会社に勤めていだと分かるのだが、なんとクライアス社にお勤めだった。ブンビーさん会社運なさすぎだわ。でも、ナイトメア社よりブラックと言うのは嘘だな。チャラリートにしろパップルにしろ、人間らしい会話や早帰りはできていたみたいであることからもそう言える。集合したプリキュアが二手に分かれて、まだ見つからぬプリキュア探しの旅に出るシーンでは、ほうきに乗って他のプリキュアを探すことのできる魔法使いが属するほまれ組に対し、歩いて捜索するアラモード組にいるはなの愚痴が良い。

魔法のほうき的なものが欲しい

分かるよその気持ち。スピード、疲労度のみならず、上空から俯瞰で見ることができるなんて、良いことしかない。でもそういう損な役回りを担ってこそはななのだよ。確かに理不尽であるとは思うが、ハグプリでははなもしくははなの側だけ損な役回りとすることで笑いを取る傾向にある。これは人を笑い者にする感覚からくるものなので、メインターゲット層が低年齢の方々であることを考えるとあまり良くない笑いの取り方ではあると思う。それはともかく何度目かの他プリキュアとのおでこぶつけを経て、ピンクプリキュアを始めとするプリキュアが集まってくる。おでこ何回ぶつけるんだ野乃はなさん。あと、のぞみますます声に磨きがかかってた(かすれ声)。ただしキュアドリームの時には懐かしの声だった。

ターゲット別の出演配慮

結局、登場した"伝説"のプリキュアは、アラモード、魔法使いの面々と、ラブことキュアピーチ、のぞみことキュアドリーム。そしてラストのシルエットに、既に以前、第22話「ふたりの愛の歌!届け!ツインラブギター!」にてハグプリの世界に落っこちてきた実績のある初代プリキュアのキュアブラックとキュアホワイトがいた。それだけでなく、なんと、今回はシャイニールミナスまでいた!フレッシュと5は、ピンクのみであったのに、初代は3人登場かぁ。かなりの特別待遇だな。まあ、5もキュアレモネードが出るには出てたけど、しつこいけれどカメオだからな。まあ、とはいえメインターゲットおよびその兄弟姉妹の方々には、アラモードと魔法使いが出ることでサプライズとなり、準ターゲットの方々には、ラブとのぞみ、そしてしつこいけれどカメオ出演の春日野うららを見られたから、良い回だったのではないだろうか。まあでも「フレフレ!伝説のプリキュア大集合!!」というタイトルはちょっと大袈裟だね。自らの意思で来ているわけでもなく、大集合ではなく、少数召喚というのが妥当である。

次回は何が?

初代を一瞬シルエットで出した後に、"次回は何が?"と言われても困ってしまう。この間(ま)が、メインターゲットの方々には丁度良いのだろうからそれはそれで良いけれど、初代の3人出ることは自明じゃん。

はぐたん

今話のはぐたんのカットは謎というか、意味がありそうなものが多い。最初の白米を食べているシーン以外のはぐたんの表情は、どこでその表情したのかを含めて覚えておくと何かハグプリの重要事項をつかめるかもしれない。

※:東映アニメーション公式ページより引用
図1 http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/36/