アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【スタプリ】第6話「闇のイマジネーション!?ダークペン出現!」


スタートゥインクルプリキュアの初期メンバーが揃ったと思ったら、最初の闇が襲ってきた。

タイトルに☆が無い!

ついにタイトルに"☆"が付かない回が出た。ノットリガーというモンスターは初めて登場したが、プリキュアでは馴染みのあるタイプの敵なので、それほど特別な回ではなかった。ダークペンもそれほど…なので、"☆"付きタイトルをこだわり続ければよかったのにと思わずにいられない。

闇のイマジネーションの意味

きらめくイマジネーションを標榜するスタプリ。特に第1話は、もはや夢と現実がわからないような描写と注意散漫な主人公星奈ひかるの突飛な行動で、これがきらめくイマジネーションなのかと思わされた。その後の描写は落ち着いたが、今話の闇のイマジネーションの提示は少し肩透かしだった。星空マイスターの遼じいに、「天文台なんてくだらん…星座など何の価値もない」と言わせるだけとは。なぜなら、これは本音と建前の話ではなく、ダークペンの力で本人の意思をねじ曲げてそう言わせているだけだから。ハグプリの時の、人の小さな不満を元にオシマイダーを生み出すのとは違って、この闇のイマジネーションは強引すぎて、モンスターが現れる必然性がない。

スターパレスの無い天井画

天文台の天井に描かれた宇宙に対し、スターパレスが見えないとララは言う。しかし、宇宙の見え方は、どこに自分がいるかで変わる。ララが天井の星を見てスターパレスが無いと言ったのは、宇宙の中で自分の位置を地球に据えて捉えることができるということである。これは人類にとっては驚異的な才能に見える。しかし、宇宙船に一人で乗るララにとっては必要な才能であり持っていて当たり前なのだろう。

遼じいの星の部屋

AIが発達している惑星サマーンから来たララにとって、遼じいの星の部屋を含む天文台はクラシカルな印象しか与えなかったのではないか。ただし、プラネタリウムの話は人の繋がりについてのもので、これはAI関係ないものなのでララに影響を与えたと思われる。

遼じいのエプロン

遼じいのエプロンに描かれている流れ星の尾の色に注目する。

f:id:cure_researcher:20190526140412j:image

【図1】遼じいのエプロン

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/6/

f:id:cure_researcher:20190526140419p:image

【図2】タイトルロゴ

http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/

タイトルロゴは、既に4人の色ピンク、青緑、黄、紫であるが、遼じいのエプロンは、ピンクと青緑。要は遼じいは、ひかるとララしかプリキュアとして認定していないと言うことかもしれない。遼じいの正体が不明なのでなんとも言えない。単に遼じいの初登場時はひかるとララしか登場していなかったからと言うのもありえるが…追々分かるかもしれない。

中ボス アイワーン出陣

eye one ね。1つ目小僧ならぬ1つ目少女か。このキャラデザはまずいような気がする。メインターゲットの子供達が怖がらないのだろうか。先に書いたノットリガー出現に、ハグプリのオシマイダーのような必然性がない点については、モンスターを生み出す仕掛けの発明者が、人生の経験を重ねたドクター・トラウムと生意気な子アイワーンとの人としての厚みの差から来ているのではないかと思われる。なお、化け猫がベースのバケニャーンは今の所アイワーンの手下的ポジションとなっている。しかしこれも今後どうなるかわからないと考えておいたほうがよさそう。

ノットリガー登場

これまでハグプリでいうオシマイダー的なものが出てこなかったスタプリ。アイワーンの発明として登場した。なるほどというしか無い。カッパードやテンジョウが多数のノットレイを用いた戦術にこだわった先に、武器の開発があったということ。今後、カッパードやテンジョウが登場する際にノットリガーを利用するか否かがポイントになるか…と思ったが、次回予告に出てきたテンジョウと相変わらず蹴散らされるノットレイ達。うーん。

4人同時変身

スタプリ初の4人同時変身。やはり主人公であるはずのキュアスターの変身バンクが一番貧相な気がする。