アニメ成分補完計画

感想やまとめとは違う分析的なもの

【けものフレンズ2】けものフレンズのラスト


けものフレンズの世界のラストは、どうしたって1期エンディングの世界にしかならない。これについて見ていく。

結末を避けた1期

この明るくない未来を、1期本編ではエンディング以外では明示せず、一応明るい未来への船出でストーリーを終えている。

2期のギスギスした世界

2期はその後のジャパリパークを描いているようである。現にかばんちゃんも成長している。そして、アニメ本編外で色々言われた、フレンズが1期よりギスギスしているという表現、これがクリエイターの能力なのか意図的なのかは別として、ストーリーだけをみても、このストーリーを、受け入れることは可能で、ジャパリパークに余裕がなくなって来ているのだと考える。

忍び寄る破滅

管理者であるヒトがいなくなれば、施設の劣化は否めない。ラッキービーストがメンテナンスしているそうだが、限界もあろう。というか、そもそもラッキービーストが機能停止に陥っているものが多数あるようだ。これは、かばんさんの引き出しに複数のラッキービーストのコア部分が入れられていたことから分かる。かばんさんは、ラッキービーストのコア部分が本質であることは理解しているが、だからと言って筐体や動力系等を修理するスキルはないのであろう。故にコア部分のみ引き取っていると考えられる。フレンズの生存に必須のジャパリまんの製造は、ラッキービーストに担われているということなので、ラッキービーストの故障による個体減少は、フレンズの生命に大きな影響を与える事象である。ジャパリまん製造以外も他者メンテナンスを行っているはずなので、それが次第に行き届かなくなると、フレンズも優しい世界でいられなくなると思う。忍び寄る破滅に対する感受性は、恐らくフレンズの性格等により異なるであろうから、一気にギスギスするのではなく、フレンズ毎に異なった対応になるであろう。そして、これは一気に進むのではなく段々と進行するであろうから、2期では未だギスギスが始まる辺りでラストを迎えるのだろう。